夏に咲く花:似ているお花の違いと見分け方
夏の代表のようなお花もあれば、春から咲いていて夏が最盛期のお花もあります。
開花時期で見分けられるお花もありますよ。
★ あやめ・花しょうぶ・かきつばた・アイリスの違いと見分け方はふたつだけ
初夏に咲く青紫系のスッキリ立つお花。
迷いやすいお花の代表格ですね。
ふたつのポイントさえ覚えればスッキリ解決です。
・咲いている場所
・お花の付け根の色
あやめ (菖蒲) |
花しょうぶ (花菖蒲) |
カキツバタ (杜若) |
アイリス (ダッチアイリス) |
花びらの付け根に 網目状の模様 花は小さい 葉っぱは濃緑 乾地に生息 |
花びらの付け根に 黄色い筋 花は大きい 乾地・湿地共に生息 |
花びらの付け根に白い斑 花は中ぐらい 葉っぱが細い 湿地に生息 |
花びらの付け根に 幅広い黄色の斑 華やかな種類が多い 乾地に生息 |
花しょうぶと菖蒲湯のしょうぶは全く別の植物です。
あやめ・花しょうぶ・かきつばた・アイリスの違いと見分け方はふたつだけ
で詳細をご紹介しています。
あわせてご覧くださいね。
★ 山吹色の初夏の花|キンシバイ・ビヨウヤナギ4種類の見分け方
初夏に咲く山吹色のそっくりさん4種の見分け方です。
通勤路や都会の公園にもよく植栽されています。
キンシバイ(錦糸梅)・大輪キンシバイ(錦糸梅)・西洋キンシバイ(錦糸梅)・ビヨウヤナギ(美容柳)
は全てオトギリソウ科 / オトギリソウ属の仲間です。
錦糸梅 | 大輪錦糸梅 |
西洋錦糸梅 |
美容柳 |
梅の花に似た形 | 錦糸梅の園芸種 花が一回り大きく 開花時期も長い |
雄しべが離れて立つ 錦糸梅より美容柳似 |
花びらより 雄しべが目立つ カールして広がる雄しべ |
山吹色の初夏の花|キンシバイ・ビヨウヤナギ4種類の見分け方
で詳細をご紹介しています。
あわせてご覧くださいね。
蓮(ハス)と睡蓮(スイレン)は公園の池などでよく見かけます。
ハスもスイレンもほぼ同じ時期に咲いています。
両方同時に見れば全然違うとわかります。
ハス池のイメージに、無意識にスイレンもセットされているかもしれませんね。
見分け方は簡単なんですよ。
ハスとスイレンを一番簡単に見分けるには、花の高さと葉の形です。
・ハス:水面から高く茎が伸びて咲きます。
・スイレン:葉に切れ込みがあり、水面上に浮いています。
ハス | スイレン |
ハスとスイレンは知って見ると一目瞭然です!
詳細は「蓮と睡蓮の違いを簡単に見分ける方法を紹介」で紹介しています。
あわせてお読みくださいね。
桔梗とリンドウには、初秋・紫・和風の花、の共通するイメージがあります。
お花屋さんによると、リンドウをキキョウに間違えるパターンが多いそうです。
キキョウの方がリンドウより有名なのかもしれませんね。
桔梗(キキョウ)と竜胆(リンドウ)を見分ける方法は花の形です。
・桔梗(キキョウ)は5枚の花びらが星形に開いて咲きます。
・竜胆(リンドウ)は袋状に上を向いて咲きます。
桔梗(キキョウ) | 竜胆(リンドウ) |
花の形で明確にわかりますね。
詳細は「桔梗と竜胆(リンドウ)を簡単に見分ける方法」で紹介しています。
あわせてお読みくださいね。
カサブランカの花のブーケは豪華で人気がありますね。
お祝いお花のご指名が多い代表です。
カサブランカの名前だけでも有名ですが、カサブランカはユリの1品種なんです。
ユリとアマリリスの見分け方は花の付き方です。
・ユリは枝分かれして花が付きます。
・アマリリスは1本の太い茎の上に複数個付きます。
ユリ | アママリリス |
巨大なユリと思ったら茎を見てみましょう!
詳細は「ユリ、カサブランカとアマリリスを簡単に見分ける方法」で紹介しています。
あわせてお読みくださいね。
朝顔・昼顔・夕顔・夜顔。
その名前を聞くと、開花時間だけ違う同じ仲間と思いませんか?
実際はひとつだけ別の科なんですね。
・朝顔・昼顔・夜顔は同じヒルガオ科。
・夕顔はひょうたんのできるウリ科です。
・朝顔・昼顔・夜顔は写真の様に漏斗型の花びらです。
・夕顔は普通に花びらが切れています。
詳細は「朝顔・昼顔・夕顔・夜顔の特徴と簡単に見分ける方法)」でまとめています。
あわせてお読みくださいね。
★ マツバボタンとマツバギクとマーガレットの簡単な見分け方
松葉牡丹(マツバボタン)と松葉菊(マツバギク)は名前が似ているお花です。
実物を見るまではずっと迷っていました。
・マツバボタン:花びらが牡丹の様にふわふわ。
・マツバギク:花びらが針の様に細い。
マツバボタン | マツバギク | マーガレット |
一度見比べればもう間違えることはありません。
松葉菊はキクに似ているけれどキクの仲間でないのです。
マーガレットがキク科なんですね。
詳細は、「マツバギクとマツバボタンとマーガレットの見分け方」で紹介しています。
あわせてお読みくださいね。
花壇で見た日々草(ニチニチソウ)と百日草(ヒャクニチソウ)。
先に名前だけ知っていたので、どっちがどっちだったのか混乱していました。
名前の由来に特徴が出ています。
・毎日新しい花が咲くから日々草。
・長く期間咲くから百日草。
日々草 | 百日草 |
名前は似ていても見た目は随分違いますね。
・日々草:5枚の花びら。
・百日草:カラフルでダリアの小さな感じ。
詳細は「日々草と百日草、似た花の名前の由来と別名」でお伝えしています。
あわせてご覧くださいね。
★ 木槿(ムクゲ)に似た花、芙蓉(フヨウ)の違いは葉っぱにあり!
夏の生垣を彩る木槿(ムクゲ)。
開花期も長く暑さに強い花なので、あちらこちらで見かけます。
真夏に木槿(ムクゲ)に似ている花を見つけたら、芙蓉(フヨウ)かもしれません。
・梅雨時から咲いているのは木槿(ムクゲ)
・花より大きな葉を持つのが芙蓉(フヨウ)
・雌しべが真っ直ぐなのがムクゲ、ボリュームがあるのがフヨウ
木槿(ムクゲ) | 芙蓉(フヨウ) |
お花だけだと見分け方が難しいけど、葉っぱを見ると一発でわかりますよ。
木槿(ムクゲ)に似た花、芙蓉(フヨウ)の違いは葉っぱにあり!
で詳細をお伝えしていますので、あわせてご覧くださいね。
名前の似ているシリーズです。
千日紅の特徴は花びらに見える丸い苞(ほう)。
見た目で迷うことはありません。
開花時期が長く長持ちする花。
フラワーアレンジメントにもよく使われています。
日々草 | 百日草 | 百日紅 | 千日紅 |
センニチコウ(千日紅)|アザミ色の千日間咲く花、別名は千日草で詳しくお伝えしています。
あわせてご覧くださいね。
★ ヒルザキツキミソウ(昼咲月見草)・アカバナユウゲショウ(赤花夕化粧)
初夏の道端で見かけるピンクの野草です。
大きさは全然違います。
- 昼咲月見草:花の直径4~5センチ
- 赤花夕化粧:直径15ミリ位
赤花夕化粧は別名がオシロイバナ。
名前だけでオシロイバナと混同してしまいそうになりますが全く別のお花です。
昼咲月見草 | 赤花夕化粧 |
初夏のピンクの草花|ヒルザキツキミソウ(昼咲月見草)とアカバナユウゲショウ(赤花夕化粧)の違い
で詳しくお伝えしています。
あわせてご覧くださいね。
野菜のオクラの花は黄色。
道の駅などでたまにみかける花オクラも黄色。
花オクラの正式名称はトロロアオイといいます。
メインは花びらが食用です。
実は小さく固く食べられらないこともないという具合。
野菜のオクラの花も食べることができます。
実がメインの野菜です。
花オクラ | オクラ |
花オクラとオクラの違いと見分け方|花と実の超簡単レシピ
美味しい調理方法も詳しくお伝えしています。
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