ハス(蓮)とスイレン(睡蓮)は漢字で書くと同じ文字が入っています。
● ハスとスイレンは仲間じゃないの?
● ハス池にはもれなくスイレンもいる?
この記事では、ハス(蓮)とスイレン(睡蓮)を一目で見分ける方法を、お花初心者さんにもわかりやすくお伝えします。
ハスとスイレンの共通点と違いを知って、ベストな季節に鑑賞に行って来てくださいね。
◆ハス(蓮)とスイレン(睡蓮)の見分け方◆
- ハスとスイレンの共通点
- ハスとスイレンをひと目で見分ける
- ハスとスイレンを一緒に鑑賞するなら
ハスとスイレンの共通点
撮影:スミレ
一緒に咲いている蓮と睡蓮
蓮と睡蓮は意識しないと混同しやすい植物です。
お花に詳しくない初心者には
区別がつかないものなんです。
品種的にも仲間なのでしょうか?
どちらも水生植物。
スイレン科であることまでは一緒よ。
最初に似ているところをまとめまてみました。
種類はどうでしょうか?
- ハス:スイレン科ハス属
- スイレン:スイレン科スイレン属
スイレン科なのは同じ。
開花時期も近いです。
- ハス:6月上旬~8月上旬
- スイレン:5~9月(最盛期7月)
ついでに開花時間のパターンも似ています。
- ハス:午前~15時頃まで
- スイレン:昼咲き系と夜咲き系
蓮も睡蓮も開花のメインは午前中・3日間ほどで花が終わります。
蓮(ハス)と睡蓮(スイレン)は花の命の短さを感じさせる水生植物です。
ハスとスイレンの違いと簡単な見分け方
ハス | スイレン |
ハス池にはたいてい、ハス(蓮)とスイレン(スイレン)が同居しています。
遊びに行った時に、ひと目で蓮と睡蓮を見分ける方法があります。
初心者さんでも迷わない見分け方♪
お花の位置に注目してください。
- ハス:水面から茎が伸びて高い位置で花が咲く
- スイレン:水面上に花が咲く
わかりやすいでしょう?
そういえばそうだ!
瞬時に理解できました。
もう少し違いを知りたい?
次は葉っぱの形状に注目してみましょう。
- ハス:水面より大きく伸びているものが多い。
- スイレン:水面に浮いている形状。切れ込みがある。
モネの睡蓮を思い浮かべてね。
確かにモネの睡蓮の葉っぱの形には切れ込みがありましたね。
蓮(ハス)と睡蓮(スイレン)の見分け方。
他の似たような花たちに比べ、簡単な部類でしたね。
知ってみれば、どうして今まで混同していたのかと思いませんか?
お花の豆知識をちょっと知るだけで観るのが一層楽しくなります。
ハスとスイレンを一緒に観賞するならいつ?
撮影:スミレ
(どれがハスでスイレンなのか、もうわかりますね?)
蓮と睡蓮、どちらも夏の印象がある水生植物です。
一緒に見たいのならいつがいいのでしょうか?
原産地を見てみましょう。
- ハス:インド原産
- スイレン:熱帯から温帯 (熱帯性種と耐寒性種あり)
睡蓮の方が幅広いのです。
通年咲きの品種も色々。
温室などでは1年中観察することができます。
- ハス:6月上旬~8月上旬
- スイレン:5~9月(最盛期7月)
外の自然なハス池で、元気な蓮と睡蓮を同時に見たいなのなら?
開花時期がかぶっている7月の午前中がベストです。
ハスとスイレンの違いと見分け方 まとめ表
ハスとスイレンの共通点・簡単な見分け方・見頃を表にまとめました。
★ 蓮(ハス)と睡蓮(スイレン)の見分け方の簡単な見分け方 | ||
花名 |
ハス (誕生花:8月15日) |
スイレン (誕生花:7/7,23,24) |
科名/属名 | スイレン科/ハス属 | スイレン科/スイレン属 |
原産 | インド | 熱帯から温帯(熱帯性種・耐寒性種) |
学名 | Nelumbo nucifera(固い実を持つハスの意) | Nymphaea |
英名 | Lotus | water lily |
別名 | スイフイヨウ(水芙蓉) フゴイセン(不語仙) イケミグサ(池見草) |
ナイルの花嫁 |
花言葉 | 「清らかな心」「神聖」 「離れ行く愛」「遠ざかった愛」 「雄弁」 |
「清純な心」「純粋」 「信頼」「優しさ」 |
開花時期 開花時間 |
6月上旬~8月上旬 午前~15時頃 |
5~9月(最盛期7月) 通年性のものあり 夜咲き系と昼咲き系 |
花色 | 白・黄・ピンク | 白・黄・赤・ピンク・褐色 青・紫(熱帯性種) |
特徴 | ・水面から高い位置で咲く ・水面より伸びる葉多し ・葉に光沢なし |
・水面上に花が咲く ・水面に浮く形状の葉 ・丸い葉に切れ込みあり |
ちなみに「鏡花水月★花つむぎ」管理人による、ハスとスイレンの関西一押しスポットは?
本当は教えたくないぐらいお気に入りのスポットがあるんです。
ココまで読んでくださったあなただけにお伝えします
滋賀県草津市にある水生植物園みずの森です。
静かなデートにピッタリな穴場なのです。
私が実際に行った時のお話は下にあります。
<あわせて読みたい♪>
「鏡花水月★花つむぎ」では、植物の豆知識から花言葉、初心者でもできる鉢植えの育て方、花さんぽのスポットなどをご紹介しています。
また、お立ち寄りくださると嬉しいです。