蓮(ハス)|名前の由来と花言葉の物語

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蓮 名前の由来と花言葉

蓮(ハス)は沼の様な場所で育ち清浄な花を咲かせます。

”ハスは泥より出でて泥に染まらず”ということわざを思い出しますね。

どんな環境であって乗り越えて花を咲かせる。

そんな願いを込めて「蓮」の文字を入れて、名付ける親御さんもいらっしゃるようです。

この記事では、蓮(ハス)の名前の由来や別名、花言葉について、お花初心者さんにもわかりやすくご紹介します。

蓮(ハス)の名前の由来と花言葉

  • 蓮(ハス)の名前の由来と別名
  • 蓮(ハス)の特徴
  • 蓮(ハス)が象徴するものと花言葉
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蓮(ハス)の名前の由来と別名


撮影者:スミレ
ハス
スイレン科/ハス属

蓮(ハス)の花の中央にある花托(かたく)がハチの巣に似ているからハチス。
転じてハスというのが名前の由来です。

また、綺麗な別名を持つ花でもあります。

蓮(ハス)の別名

  • スイフイヨウ(水芙蓉)
  • フゴイセン(不語仙)
  • イケミグサ(池見草)

日本では古事記の時代から記載が見られ、万葉集にも蓮(ハス)の歌は4種あるぐらいです。

色はシンプルでピンクと白はほとんど。

蓮(ハス)の花には強い芳香性があります。
香水にも使われているぐらいです。

スミレちゃん
スミレちゃん

特徴的な形に注目していて

香りがあるのは知りませんでした。

モモ先輩
モモ先輩

ハス池に行ったら
近くで香りをかいでみてね♪

<ちょっと耳より情報>

中国語で「芙蓉(フヨウ)」とは「蓮(ハス)」の花を指します。

日本の「芙蓉(フヨウ)」とは別植物なので注意が必要です。

蓮の花を美人にたとえるのは中国文学由来です。

8~9世紀の中国の詩人、白居易(白楽天)の「長恨歌」の一説にもありましたね。

「芙蓉如面柳如眉」
(芙蓉はおもての如く、柳は眉の如し)

唐の詩人、白居易(白楽天)の「長恨歌」より

スミレちゃん
スミレちゃん

お顔を芙蓉にたとえているのは
蓮のお花のことなのですね。

蓮(ハス)の特徴|すべてが役に立つ植物

ハス
撮影者:スミレ

よく睡蓮(スイレン)と間違えられる蓮(ハス)。

蓮(ハス)の花の特徴は、水面から高く花茎を立てて開花するところです。

モモ先輩
モモ先輩

睡蓮は水面の上に咲くので
簡単に区別できるよ。


撮影者:スミレ
睡蓮

>関連記事 蓮(ハス)と睡蓮(スイレン)の違いを簡単に見分ける方法

蓮(ハス)の花は朝早く開き午後3時頃には閉じてしまいます。

開花を3日間繰り返し4日目に花びらが散るのです。
短い命からきた花言葉も多いですね。

<ちょっと耳より情報>

蓮(ハス)の特徴で「鏡花水月★花つむぎ」管理人が好きなところは、全てが食用になるということ。

スミレちゃん
スミレちゃん

花も団子も♪な植物なのです。

泥の中にあるはふくらんで蓮根になります。

蓮根

花・葉・茎・種子
も食用に。

蓮の葉で包んで蒸した荷葉飯カヨウハン)もありましたね。

花は美しく全てが食用になって健康の手助けにもなるのです。
蓮(ハス)とはなんとありがたい植物なのでしょうか。

蓮が象徴するもの「神聖」

ハス
撮影者:スミレ

日本で蓮(ハス)は平安時代以降、仏教の象徴になってきました。

今でも日本と中国で、蓮(ハス)とは神聖さの象徴です。

他の国ではどうでしょうか?

蓮(ハス)のイメージ

  • インド仏教:仏陀の生誕を告げて花が開いた
  • 中国仏教:西国浄土には蓮(ハス)の咲く池がある
  • ユダヤ教:モーゼのゆりかご
  • ヒンドゥー教:藍の女神ラクシュミーはその上に座る
  • エジプト:太陽神オリシスの花
スミレちゃん
スミレちゃん

神聖なお花というのが共通点なのですね。

また、蓮(ハス)はインド・スリランカ・タイの国花(その国の象徴とされる花)でもあります。

 

蓮(ハス)の花言葉とお釈迦さまの言い伝え


撮影者:スミレ

蓮(ハス)の花言葉です。

「清らかな心」「神聖」
「離れ行く愛」「遠ざかった愛」
「雄弁」

仏教の言い伝えです。
お釈迦様が母のおなかに入った時に蓮(ハス)の花が咲き、
生まれた時には蓮の花の上にたったと言われています。

極楽浄土とは蓮(ハス)の花が咲いている所と考えられています。

スミレちゃん
スミレちゃん

お寺のお庭にハスが多い理由ですね。

蓮(ハス)の花言葉は、神聖さと短い命を表現しているものがほとんどです。

その中でちょっと異色なのが「雄弁」の花言葉。

モモ先輩
モモ先輩

エジプト太陽神オリシスは雄弁だった、
というところからきているよ。

蓮(ハス)の名前・特徴・花言葉まとめ

hasu
撮影者:スミレ

泥の中から生まれた蓮(ハス)の花はキリリと端正な姿です。

この記事では、蓮(ハス)の名前の由来や別名、花言葉について、お花初心者さんにもわかりやすくご紹介致しました。

蓮(ハス)名前の由来と花言葉まとめ◆

  • 名前の由来:花托がハチの巣に似ているところから
  • 別名:水芙蓉・不語仙・池見草
  • 特徴:全ての部位が食用になる
  • 花言葉:清らかな心・神聖・離れ行く愛・遠ざかった愛・雄弁
★ 蓮(ハス) 8/15 誕生花
花名
スイレン科/ハス属
蓮
原産 インド
学名 Nelumbo nucifera(固い実を持つハスの意)
英名 Lotus
中国名 フヨウ(芙蓉)
別名 スイフイヨウ(水芙蓉)
フゴイセン(不語仙)
イケミグサ(池見草)
花言葉 「清らかな心」「神聖」
「離れ行く愛」「遠ざかった愛」
「雄弁」
開花時期
開花時間
6月上旬~8月上旬
午前~15時頃
花色 白・黄・ピンク
特徴 ・水面から高い位置で咲く
・水面より伸びる葉多し
葉に光沢なし
・強い芳香性あり

観察に行かれる場合は午前中の早い時間がベストです。

関西で蓮(ハス)鑑賞にお薦めの場所は?

スミレちゃん
スミレちゃん

スミレのイチ押し。
草津水生植物園みずの森に行ってきてね♪

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