蓮の種類と大賀ハス発見秘話ものがたり

植物トリビア

蓮は花・葉・茎・地下茎と全部食べられる植物です。
蓮根は蓮の地下茎ですよね。

どんな蓮でも食用になるのでしょうか?

この記事では、蓮の種類とその歴史についてご案内致します。

今日のテーマ

  • 蓮の種類
  • 食用ハスの歴史
  • 花ハスの種類
  • 大賀ハス発見秘話
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蓮の種類は2種類

蓮は大きく2種類に分けられます。
花色が多いのがアメリカ産です。

ハス(蓮)の種類

  • 東洋産:花色は赤や白。食用になる。
  • アメリカ産:花色は赤・白・ピンク・黄色。鑑賞用。

日本在来種は非常食用だった?

蓮を見かける場所とはどこでしょう?

お寺の庭・公園の池・・・それにお城の堀。

実はお城の堀に咲いている蓮は、非常時の食料のために植えたもの。

蓮根は非常食。
実用的な理由だったんですね。

蓮の名前自体は古事記の時代から見られます。
地下茎はそれほど大きくない品種が、食用にされていました。

鎌倉時代に、大きな地下茎の品種が入ってきて、
食用として積極的に栽培される様になります。(在来種

また、明治以降に入ってきた品種を中国種と読んで区別しています。
食用としての栽培に適した品種です。

スミレちゃん
スミレちゃん

東洋系のものが食用ハスなんですね!




花を楽しむ花ハス


撮影者:スミレ

アメリカ原産の花ハスの種類は多いです。
直径10センチ位の茶碗蓮~25センチ位の大型品種までありますよ。

  • 花びら:一重咲き20~25枚
    八重咲き50枚以上
  • 色:白・赤・黄色
  • 花茎:多頭蓮(1本の花茎にたくさんの花をつける)
    双頭蓮(ふたつ)~十二時蓮(12個の花)

アメリカ産のハスも、食べられるのでしょうか?
食用種とはされていないのですが、
ネイティブアメリカン達が食べていたという記録があります。

また、現在は食用ハス(在来種)の中に、
鑑賞用の花ハスとして育てられているものもあるようです。

大賀ハス発見秘話

オオガハス

幻の大賀ハス(古代ハス)の発見にはロマンがありました。

◆大賀ハスの発見秘話◆

戦時中、東京都は燃料不足を補うために代用燃料を求めて、
東京大学内の農場を採掘していました。
この採掘は戦後も続けられてたんですね。

採掘中に丸木舟が発掘されて落合遺跡と名付けられます。

その中に蓮の花托があったのです。
花托があるのなら、種もあるかもしれない。

1951年(昭和26年)、東京大学農学部教授の大賀一郎博士と、
地元小中学生たちによる、蓮の種を見つける発掘が始まります。
なかなか蓮の種が見つからず、調査は打ち切りが決定しました。

調査打ち切りの前日、なんと1粒の蓮の種が見つかったのです。
急きょ調査延長することになり、後2粒の種が。

貴重な3粒の種
それらをまいたひとつから芽が出てきたのです!

2000年前の地層から出てきたハスの種。

この蓮が株分けされたものが、大賀ハスとして全国で栽培されています。




ハスの種類と大賀ハスのまとめ


撮影者:スミレ

蓮ってどんな蓮でも食べられるの?

そんな疑問から発展して、この記事では蓮の種類と大賀ハスについてご紹介致しました。

今日のまとめ◆

  • 蓮の種類は大きく2種類
  • 食用ハスは非常食だった
  • 花ハスは色や形が様々。
  • 2000年前の地層から出てきた大賀ハス

関西で大賀ハスを観察するなら「鏡花水月★はなつむぎ」管理人一押し。
草津水生植物園みずの森に行ってみてくださいね。

大賀ハスは早生のハス。
見頃は例年7月上旬です。

大賀ハスもできるだけ近くに寄って香りをかいでみてくださいね。

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