紫陽花のプレゼントでもらった植木鉢は1年も過ぎると窮屈になってきます。
どうしたらいいのでしょうか?
解消方法はふたつあります。
- ひとまわり大きな植木鉢に植え替えること
- 鉢植えから地植えにすること
これまで「鏡花水月★はなつむぎ」では、紫陽花の鉢植えの育て方・植え替え方法について、
お花初心者さん向けにお伝えしてきました。
この記事では、紫陽花の鉢植えを地植えに変更することを悩んでいる、お花初心者さんに向けてお伝えします。
紫陽花は初心者でも管理が楽なお花です
紫陽花の鉢植えは基本的な管理がラクで、お花初心者さんにもオススメのお花です。
鉢植えを置く場所に、ベランダなどの明るい日陰を選定できれば大丈夫。
後は毎日の水やり、1週間に1度位の液肥のみ。
意外にも紫陽花は地植えにも適しているのです。
もともと自生していた花だからね。
水やり、定期的な肥料は基本不要なのも魅力。
もし、お庭にスペースがあるなら、
紫陽花の鉢植えを地植えにしてみませんか?
紫陽花のお花の植え替え時期
紫陽花の鉢植え2年目の方のお悩みにお応えします。
できるだけシンプルに安全に、紫陽花を地植えにしましょう。
植え替え時期は、新しい紫陽花の苗の場合は3~4月。
今年の紫陽花が終わった後に植え替えるなら、
新し花芽の出てこない7月~8月が適しています。
紫陽花の地植えに適した品種
撮影者:スミレ
ヤマジサイ
華やかな西洋アジサイは品種改良された園芸種。
紫陽花を地植えで育てるなら、昔から日本の風土に合っている、
ヤマアジサイが育ちやすさで一押しです。
西洋アジサイで選ぶなら
アナベルは育てやすい品種ですね。
日本原産の紫陽花も西洋アジサイも、地植えにする注意点は同じです。
水はけが良く、明るくて直射日光の当たらない場所がベスト。
また、紫陽花は大きく成長していくお花です。
お庭の中で上下・左右と周囲にスペースが確保できる所が必要です。
どの位大きく育つ品種なのかは葉の大きさで推測できます。
1年後のお庭をイメージして
紫陽花を植える場所を決めてね。
紫陽花は土によって花色が変わります。
ブロック塀のアルカリ性の付近に植えると青色があせてしまいます。
注意してくださいね。
ヤマアジサイの魅力
撮影者:スミレ
ヤマアジサイの特徴として花色の豊かな変化が挙げられます。
昔の人は七変化の別名を付けていたぐらい。
育てる観点から言うと
なんといってもお手入れいらずがヤマアジサイのメリット。
耐陰性が強く、大きな木の下で1日の日照時間が少ない場所でも元気です。
紫陽花のお花が終わった後も、艶々した緑の葉が涼し気に庭を演出してくれます。
基本的に追肥は要らず、もともとの土の環境に馴染んでいきます。
夏の暑さに弱っている時だけ
夕方に水やりをしてくださいね。
紫陽花を地植えにする手順
撮影者:スミレ
それでは早速、紫陽花の鉢植えを地植えにする手順をご紹介しますね。
- 紫陽花に適した場所を選ぶ。
スコップで植木鉢のひとまわり大きいぐらいの広さの穴を掘る。 - 元々あった土に腐葉土を2.3割混ぜて戻す。
- 紫陽花を植木鉢から抜く。
(鉢植えの植え替え4.5.6参照。) - 紫陽花の株を穴に植える。
(ウォータースペース分を開けておく。) - 水をじょうろでたっぷり与える。
- 水が引いたら残りの水を入れて、周りの地面と同じ高さにならす。
- 周りをしっかり踏み固めて安定させる。
- 数日間はしっかり水をやる。
- 葉が伸びてきたら根付いた印。
根付くまでが待ち遠しいですね。
一旦根付いたら元々自生している紫陽花。
基本的にはそのままで大丈夫なんです。
ヤマアジサイは剪定も不要なぐらいよ。
成長した紫陽花の樹木の形を整えたり、
お庭の大きさに合わせて刈り込んだりする位です。
これは人間の都合ですよね。
地植えのヤマアジサイは、特に何もしなくても毎年花を咲かせてくれます。
>関連記事 紫陽花の育て方、剪定と植え替えは秋が来る前に
紫陽花を地植えにする手順まとめ
撮影者:スミレ
この記事では、紫陽花ギフトの鉢植えが窮屈になってきた時の、地植え方法について
お花初心者さんも安心できますようにお伝え致しました。
<紫陽花を地植えにする>
- 紫陽花の鉢植えが窮屈になってきたら地植えも選択のひとつ
- 地植えに一押しはヤマアジサイ
- 1年後のスペースを考えて場所を選定
- 植え替えの手順は鉢植えとほぼ同じ
- 植え替えた後は手間要らず
結論!
紫陽花の地植えは怖がる必要はありません。
日本原産のヤマアジサイは初心者でも安心して育てられます。
西洋アジサイで人気の白のアナベルも育てやすい品種です。
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