彼岸花(ヒガンバナ)の謎|別名にまつわる不思議な伝説と色別花言葉

名前の由来と花言葉

秋のお彼岸頃になると咲く彼岸花。
ちゃーんとその時期に咲くのですから、植物の体内時計は凄いですよね。

この彼岸花、日本では少々敬遠されていた花でした。
その理由は大きくふたつあります。

1.墓地の周りに咲いて花だから
2.毒があるから

海外で彼岸花にはお墓のイメージはなく、艶やかな姿が人気の花です。
近頃では海外から入ってきた園芸種ネリネの影響もあり、
彼岸花は明るいイメージになってきました。

旅行社のパンフレットには彼岸花がメインのツアーもあります。

お庭に彼岸花を植えて育てることも、珍しくはなくなってきました。

彼岸花の名誉回復?の為には嬉しい傾向ですよね!

この記事では、彼岸花の花言葉と彼岸花の別名にまつわる不思議な伝説をご紹介します。

彼岸花の別名の由来・色別花言葉

彼岸花の別名の代表格:「曼殊沙華」
狐の伝説由来の別名:「狐のたいまつ」「狐の嫁御」「狐花」
子どもの遊びからの別名:「数珠玉」
生態からの別名:「相思花」「葉見ず花見ず」「しびれ花」

花言葉全般:「情熱」「再会」
赤:「情熱」「あきらめ」
白:「想うはあなたひとり」
黄:「深い思いやり」

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彼岸花(ヒガンバナ)の別名「曼珠沙華」(マンジュシャゲ)

彼岸花の別名(異名)はざっと千以上もあります。
冒頭でお話したように、彼岸花は日本では敬遠されていたお花でした。

そのため、日本の彼岸花の別名のほとんどは怖いものばかりです。
海外人気の影響で、日本でもようやく人気が出てきた彼岸花です。

この記事では彼岸花の怖くない別名に注目してみました!

彼岸花|海外由来の別名は良いイメージ

ヒガンバナ
撮影者:スミレ

外国では彼岸花は怖くないお花です。
怖くない別名は海外由来のものが多いですね。

代表格は「曼珠沙華」(まんじゅしゃげ)です。

曼珠沙華とは古代インドの言葉のサンスクリット語、
「マンジュウーシャカ」に由来しています。
マンジューシャカとは赤いお花の意味です。

インドには彼岸花が自生していませんでした。
元々は他の赤い花を指す言葉だったのでしょうね。

仏教では神が空から降らせる祝福の花とされています。
もしかして「曼殊沙華」とは想像上の花の名前かもしれませんね。

韓国の別名に「相思花」があります。

これは彼岸花の花が咲く頃に葉っぱがないことからきています。
花と葉っぱを同時に見ることができないんですね。

「花は葉っぱを思い葉っぱは花を思う」という意味でつけられました。

日本の彼岸花の別名|怖くないもの


撮影者:スミレ

韓国の別名はロマンティックな「相思花」

同じく、彼岸花の生態から来ている日本の別名をご紹介します。

「葉見ず花見ず」

スミレちゃん
スミレちゃん

そのままって感じもしますが・・・

彼岸花を怖がらせないのはOK!ですよね。

彼岸花の特徴がよく出ている別名です。
この名前の由来は彼岸花は花の終わった後に葉を伸ばすところ。

普通の花は芽が出て葉が出て茎を伸ばし、花を咲かせますよね。
ちょっと珍しい生態ですよね。

スミレちゃん
スミレちゃん

この特徴は彼岸花のそっくりさん「ネリネ」
見分け方のポイントになります

>関連記事 彼岸花にそっくりな花、赤やピンクの花の名前は?

六兵衛狐の伝説が由来の別名もあります。

「狐のたいまつ」「狐の嫁御」「狐花」

この伝説については後で詳しく書きますね。

ひとつだけ可愛い別名もありましたよ。

「数珠玉」

彼岸花の花と茎を使って、数珠玉や首飾りを作る遊びが由来です。

子どもたちにとって、彼岸花は怖いイメージはなく楽しく遊んでいたのかもしれませんね。




彼岸花(ヒガンバナ)と六兵衛狐(ろくべえぎづね)の伝説

古布村(愛知県知多郡美浜町)に伝わる彼岸花の伝説です。

六兵衛狐(ろくべえぎづね)のものがたり

ある年の秋のこと、村のニワトリが襲われました。
村人たちは村の近くに住む六兵衛狐のしわざと思い込みます。
彼らは六兵衛狐の住みかの前でマツの葉を燃やし、六兵衛狐を追い出してしまいます。

翌日、村の子どもがひとり行方不明になりました。
村人たちは探し回りますが見つけることができません。

その翌日の午後にもなって、ようやく子どもが発見されました。
子どもはいっぱいの彼岸花を抱え、ふらふらと歩いていたのです。

子どもが無事に帰ってきてほっとする村人たちの思い、
背景にある狐の思いも感じられる、不思議なお話です。

田園風景の中のいっぱいの彼岸花。

詳しい事実は謎のままだけにイマジネーションを刺激される、
不思議なものがたりですね。




彼岸花(ヒガンバナ)の毒性について

椿
撮影者:スミレ

彼岸花の別名に「しびれ花」というものがあります。

この別名の由来は、彼岸花が毒性成分リコリンを持っているから。
リコリンとは植物毒のアルカロイドの1種です。
(余談ですがこのリコリンは水仙にも含まれていますね。)

彼岸花の毒毒の含有量はそれほど多くはありません。
多いのは球根部分です。

中国では彼岸花を防虫剤として、紙や布に混ぜて使うこともあるとか。

彼岸花はむかし、全国的に飢饉の時の食糧にするために植えられていたそう。
昔の人は水にさらして食べていたようですよ。

たいていの植物の種や根っこには毒がふくまれているもの。
毒の含有量はそれほど多くはありません。

触った後はしっかり手を洗えば大丈夫です。




彼岸花(ヒガンバナ)の色別花言葉 赤・白・黄色

彼岸花(ヒガンバナ)の花の名前の由来は、文字通り秋のお彼岸頃に咲く花だから。

彼岸花の花言葉で全般的によく使われるのは「情熱」「再会」です。

スミレちゃん
スミレちゃん

彼岸花のイメージは赤です

赤い彼岸花の花言葉は「情熱」「あきらめ」

仏教で「あきらめる」とは悟りの意味を持ちます。
前向きな言葉なんですね。

白の彼岸花の花言葉は「想うはあなたひとり」

別れた人との再会を待っているのでしょうか。
落ち着いた白の彼岸花にピッタリの花言葉ですね。

ちょっと珍しい黄色の彼岸花。

黄色の彼岸花の花言葉は「深い思いやり」

仏教的な香りもする赤と白の花言葉から、
黄色はちょっと日常へもどったみたい。

元気の持てる花言葉ですね。

モモ先輩
モモ先輩

怖いものが多い別名とは違って
良い意味の花言葉ですね

スミレちゃん
スミレちゃん

ほっとしました

彼岸花には怖い別名が多いので、プレゼントには避けた方が安全でしょう。

お庭に植えるのはタブーではありません。

彼岸花の花言葉

全色:「情熱」「再会」
赤:「情熱」「あきらめ」
白:「想うはあなたひとり」
黄:「深い思いやり」

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