ペラペラヨメナは源平色｜ハルジオン・ヒメジョオンと似ている２色の草花

ヒメジョオン（姫女苑）の季節になったのかと思いました。

石垣のそばに咲いているペラペラヨメナを見つけた時のお話です。

ハルジオン（春紫苑）とヒメジョオン（姫女苑）の見分け方には自信がついた頃のことです。

見た目を超簡単に言ってしまいますね。
花びらはヒメジョオン（姫女苑）似で、花色が薄紫色なのはハルジオン（春紫苑）に似ていました。

その他の見分け方の詳細はこちらの記事を読んでくださいね。

＞関連記事　ハルジオンとヒメジョオンの違いを簡単に見分ける方法

スミレちゃん

花びらは姫女苑みたいで
白とピンクの２色だったの。

モモ先輩

昔からペラペラヨメナって
言っていたなぁ。

ペラペラヨメナ？

ハルジオン（春紫苑）とヒメジョオン（姫女苑）にソックリなのに、お名前は全然似ていませんね。

ちょっと軽い？
ニックネームみたいな名前。

この記事では、道端、お城の岩垣などでよく見かけるペラペラヨメナについてご紹介しますね。

◆ハルジオンとヒメジョオンに似ているペラペラヨメナ◆

名前の由来と別名
２色で開花時期が長いから「源平小菊」「無休菊」
初心者向きの園芸植物：暑さ寒さに強い・開花が長い
ペラペラヨメナを春紫苑や姫女苑と見分ける
１本から２色の花があればペラペラヨメナ

ペラペラヨメナの名前の由来と別名｜開花時期が長い特徴から
ペラペラヨメナは初心者向きの草花
ペラペラヨメナを春紫苑や姫女苑と簡単に見分ける
ペラペラヨメナは源平色｜まとめ

ペラペラヨメナの名前の由来と別名｜開花時期が長い特徴から

撮影者：スミレ
キク科 / ムカシヨモギ属
ペラペラヨメナ（和名）

ハルジオン（春紫苑）やヒメジョオン（姫女苑）と見間違えるのも無理はありません。
ペラペラヨメナは同じキク科 / ムカシヨモギ属です。

名前の由来は、葉っぱがペラペラしていること、ヨメナに似ていることから付けられました。

別名：ゲンペイコギク（源平小菊）

白とピンクのふたつの花色があることから。
源氏の白旗と平家の赤旗をイメージしているんですね。
花色は次第に変化するので、１本の草に白とピンクが見られます。

もうひとつの別名：ムキュウギク（無休菊）
開花時期が４～11月と長いところから来ています。

学名はErigeron（エリゲロン）。
元々は北アメリカ産の園芸品種で帰化したものです。

エリゲロンの仲間は多いそう。
私が見たのは１本の茎に白とピンクのお花が特徴的でした。

正式なお名前はエリゲロン・カルビンスキアヌスといいます。

モモ先輩

黄色や青紫系の花の仲間もあるよ。

＜ちょっと耳より情報＞

ペラペラヨメナは、ハルジオン（春紫苑）やヒメジョオン（姫女苑）と同じく野生化したものです。
侵入生物に分類されています。

参考記事：国立環境研究所　侵入生物データベース
ペラペラヨメナ

ペラペラヨメナは初心者向きの草花

キク科 / ムカシヨモギ属
エリゲロン・カルビンスキアヌス
撮影者：スミレ

ペラペラヨメナは元は園芸種。

野生化して瞬く間に広がったハルジオン（春紫苑）やヒメジョオン（姫女苑）に比べると
そこまで雑草扱いされていませんね。

繁殖力の違いでしょうか？

お花屋さんにも、エリゲロンと言う名前で色々な品種が売っています。

私が見たのは園芸品種のエリゲロン・カルビンスキアヌス。

地植えの場合、特に水やりや肥料がなくても大丈夫だそうです。

モモ先輩

環境と相性があえばホッタラカシでも育つわ。

ペラペラヨメナは初心者向きの草花のひとつ

●　野生化するぐらいに丈夫。
●　暑さにも寒さにも強い。
●　お花が咲いている時期も長い。

ペラペラヨメナを春紫苑や姫女苑と簡単に見分ける

ペラペラヨメナ	ハルジオン（春紫苑）	ヒメジョオン（姫女苑）

白～ピンクに変化していく花びらは姫女苑と同じぐらい	薄紫系と白の種類がある花びらが細い	白1色

ハルジオンとヒメジョオン見分け方の詳細はこちらの記事を見てね。
”ハルジオンとヒメジョオンの違いを簡単に見分ける方法”

花びらの細さでハルジオンとの見分け方は簡単。
ヒメジョオンとペラペラヨメナは本当にそっくりなんです。

１本から２色の花が咲いていたらペラペラヨメナと見分けてくださいね。

ペラペラヨメナは源平色｜まとめ

★　ペラペラヨメナ　5/21,27　誕生花
科名/属名	キク科 / ムカシヨモギ属
原産	北アメリカ
学名	Erigeron（エリゲロン）
別名	ゲンペイコギク（源平小菊）ムキュウギク（無休菊）
花言葉	遠くから見守ります移り気（色が変わることから）
開花時期	４～11月
花色	白～ピンクに変化していく
特徴	暑さ寒さに強い開花時期が長い