ドクダミの好き嫌いが分かれる理由｜除草ついでに簡単にドクダミ茶を作る！

初夏になるとどこでも見られるドクダミの花。
というと言いすぎでしょうか。

大きな緑の葉っぱ、白い4枚の花びら、真ん中が黄色に盛り上がっているお花です。
（花びらに見えるのは実は苞（ホウ）とよばれるところ）

道端でよく自生していますので観察してみてくださいね。

撮影者：スミレ
ドクダミ科 / ドクダミ属
ドクダミ　多年草

このドクダミという植物。
雑草扱いされている多くの草花と一緒で、好き嫌いがかなり違う植物です。

やっかいものにされて除草の対象にされたり、薬効があるからと愛されたり。

自分の都合で邪魔にするのか役に立つから好きなのか。
人間ってホント、勝手な生き物ですよね。

この記事では、ドクダミの好き嫌いが分かれる理由と、優れた薬効～活用方法までご紹介していきます。
あわせて、除草ついでに初めてドクダミ茶を作ってみたお話も致しますね。

ドクダミを除草する理由と注意事項

撮影者：スミレ
ドクダミの葉と花

ドクダミが体にいいことはなんとなく知っていました。

薬局にもドクダミ茶が売っていますよね。
昔から結構購入しています。

でも、ドクダミを除草したいという人が多いのは事実。

お茶になるぐらいの薬草なのに？
そこが、ガーデニング初心者にとっては不思議だったんですね。

過去にお庭のドクダミで、色々なものを作成していたガーデニングの先輩。
今では除草一辺倒だそうです。

予想はしていましたが・・・。

やはりドクダミの繁殖力の強さが理由でした。

ドクダミは地下茎で増える植物。
地下茎で増える植物には、オキザリス、昼顔などもありましたね。
繁殖力が強く、お庭をおおうぐらいまで際限なく発達するのが特徴です。

繁殖力が強い草花をグランドカバーにする方法もあります。

しかし、ドクダミの場合は草丈30センチぐらいまで育ってしまいます。
グランドカバーにするには不向きな植物がドクダミなんですね。

また、ドクダミという名前から想像する通り匂いが独特です。

庭の日陰や湿地を好むのも陰気な印象を与えるのでしょうか。
ドクダミ嫌いな人が一定数いる理由かもしれません。

撮影者：スミレ
日陰に人が通れないぐらいにギッシリ生えたドクダミ。

昔はドクダミ茶を作り、今では除草一辺倒のガーデニングの先輩に聞きました。

ドクダミの名前の由来と薬効

ドクダミの葉っぱはハート型

改めて、どくだみ茶の原料、ドクダミとはどんな植物なのか見ていきましょう。

ドクダミという名前から毒があると思ってしまうかもしれません。
逆です！
（匂いは確かに臭いかもしれませんが）

ドクダミの名前の由来は「毒をダミする」。
意味は「毒を止める」ということ。

ドクダミの別名は十薬。
10の薬効があるという意味の名前ですね。
江戸時代から民間療法薬として活用されてきました。

ドクダミの主な作用は抗菌・消臭作用。
便秘やできものなど毒を出す効果があります。

ドクダミは日本薬局方にも記載されている、れっきとした薬草です。

庭の勢力図を書き換える勢いのドクダミ。
今年もドクダミの除草に余念がないモモ先輩。

なんて言われてしまいました。

ドクダミがお庭に自生していることを知らなかった頃は
当たり前のようにドクダミ茶を買っていました。

ドクダミの生の葉っぱは臭い強いですが、ドクダミ茶は癖がなくて飲みやすいですよ。

ドクダミの葉｜簡単な２つの活用方法

撮影者：スミレ
ドグダミの葉

ドクダミの葉っぱが日本薬局方にも記載されている位、有効成分があると知ったなら。

除草の際に少しだけ葉っぱを活用するのはどうでしょうか？

ドクダミの葉っぱの生は臭いです。
けれども、乾かすと逆に消臭作用を発揮するんですよ。

ガーデニングの先輩に教えてもらったドクダミ活用法をふたつご紹介しますね。

色々便利に使えるんですね～。

ドクダミは通勤路でも見つけることができますが排気ガスが心配です。

繁殖力が強いドクダミ。
お庭の隅をのぞいて見つけたら、除草のついでにちょっと活用してみませんか？

ドクダミの手仕事の季節は5月中旬～下旬がベストです！