”荒れ地に花を咲かせましょう!”
初心者のガーデニングは無理せずコツコツ開拓がキモです。
植木鉢ひとつからのベランダガーデニング、ナチュラルガーデンにはグラウンドカバーから。
ガーデニング1年生の「鏡花水月★花つむぎ」管理人のスミレです。
地面をおおう草、グラウンドカバー。
グラウンドカバーを意識するだけで、荒れ地も少しはお庭らしくなってきます。
グラウンドカバーについてはこれまでにも色々探してきました。
草木が萌える春~夏はある意味選び放題です。
緑が少なくなる秋、グラウンドカバーはどうしましょう。
この記事では、秋のグラウンドカバーにオキザリス(カタバミ)は適しているのか検証していきますね。
◆秋のオキザリスはグランドカバーにできるのか?◆
- オキザリスは別名カタバミの1品種
- 秋のオキザリス・ボーウィのグラウンドカバー
- 春のグラウンドカバーもオキザリスの仲間
- オギザリスはグラウントカバーに適しているのか?
秋のオキザリスはカタバミの1品種
撮影者:スミレ
オキザリス
カタバミ科/カタバミ属
秋の盛りのお庭に咲くのは、コスモス、ケイトウ、キク。
日々草もまだ頑張って咲いています。
晩秋になる頃にはお花の数も減り、紅葉の出番。
黄色・オレンジ・赤の紅葉で、お庭はすっかりオレンジ系に。
秋はどうしても赤茶けた印象のお庭になっていきます。
季節の移り変わりとはそんなものだと知りながら、緑もちょっと恋しいのです。
そんな時に見つけたのが緑の葉っぱにピンクの小花、オキザリスでした。
秋の花壇にショッキングピンクの花が目立ちます。
なんだか嬉しくなりました。
これはオキザリスよ。
いわゆるカタバミね。
聞きなれない名前だったので、最初は「オギザリス」と覚えていたのは内緒の話。
「カタバミ」と言われれば、どこかで聞いた様な名前と感じました。
カタバミは昔からある雑草扱いされてきた草花です。
オキザリス、どんな花なんでしょうか。
グラウンドカバーには適しているのでしょうか?
秋のオキザリスの代表オキザリス・ボーウィ
撮影者:スミレ
ピンクの花がオキザリス・ボーウィ
右手奥は水仙
この写真は地面に近づいて撮りました。
森林の風情もありますよね。
前に映っている三つ葉のクローバーみたいなのは、オキザリスの葉っぱ。
奥のピンクの小花がオキザリスの花です。
オキザリスの仲間はなんと850種類ぐらいもあるそうです。
このオキザリスは8~9月に球根を植えて10~12月くらいまで楽しめる、
オキザリス・ボーウィという品種でした。
オキザリス・ボーウィの別名はハナカタバミです。
これは勝手に生えてきたのよ。
何年も前に植えたっきりな~んにもしていないの。
おぉ、ガーデニング初心者にピッタリな品種ではありませんか。
一度球根を植えると雑草魂たくましく、何年も咲くことは珍しくないそうです。
秋のグラウンドカバーはオキザリス・ボーウィ!と心密かに決めました。
なお、右手奥にある細い葉っぱは水仙です。
晩秋の赤茶けた地面に緑色があると安心しますね。
これで晩秋~早春までのお庭の土台はできた?
春の黄色の花もオキザリスの仲間だった
さきほど、オキザリスの中は約850種ぐらいあるというお話をしましたよね。
春のお庭で可愛い~!と気になった草花がありました。
それは雑草。
増えてきて困っちゃっているのよね~。
それもオキザリスの仲間だったんです。
写真を見ると「見たことある!」ってなると思いますよ。
カタバミ | オキザリス・トリアングラリス |
>関連記事 方喰・酢浆草(カタバミ)の仲間|と春の庭
たくさんのお花を育てているガーデニングの先輩方にとって、オキザリスは雑草。
花壇の他のお花を追いやる、やっかいな花かもしれません。
どうしても勢力が強くて他のお花が負けてしまうことがあるんですって。
モノは考えようです。
ガーデニング初心者がお庭の地面を埋める時、オキザリスをグラウンドカバーにしたらどうでしょう?
初心者の思いつきなので念のためモモ先輩に確認。
オキザリスをグラウンドカバーに作戦、使えそうでひと安心です。
なお、オキザリスの花が開くのは日中のみ。
夕方になると早々に閉じてしまいます。
写真はお昼間に撮りましょう!
初心者のガーデニングは無理せずコツコツ開拓がキモです。
オキザリスをグラウンドカバーにする方法と注意点
撮影:スミレ
オキザリス・ボーウィは植えっぱなしで、こんな風に秋のグラウンドカバーに成長します。
◆オキザリス・ボーウィを秋のグラウンドカバーにする方法と注意点◆
- 8~9月に球根を購入してくる
- ベストな場所はひなた
- 広がってもいい範囲を見極めて植える
隣家との境目などは止めましょう。
(区切られた場所内がおすすめ) - 花と土の培養土or肥料を混ぜるとベター
- 水やりは1日1回
(自然のままでも大丈夫) - 10~12月頃にピンクの花を咲かせる
- 繁殖力旺盛なので2~3年に1回球根を間引く
(取る時は根こそぎでないとまた生えてくる)
オキザリスは一度植えたら、基本ホッタラカシで大丈夫なグラウンドカバーに!
この記事では、ガーデニング初心者さんに向けて、オキザリスを秋のグラウントカバーにするご提案でした。
最後にひとこと補足を。
オキザリスの繁殖力はガーデニングの先輩のお墨付きです。
「鏡花水月★花つむぎ」管理人スミレのように、手間暇かけないガーデニングを目指す人にはピッタリです。
オキザリスは鉢植えで育てて
決して地面には下ろさないこと!
ガーデニング経験者の知恵ですね。
冬に備えて常緑種のグラウンドカバーをお探しの方はこちらもご覧ください。
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