紫陽花の花をプレゼントする場合は鉢植えが多いです。
その理由は水揚げが難しいこと。
紫陽花の茎は太く、水を吸い上げるのにちょっとコツが要るんです。
紫陽花の花束って華やかですよね。
この一瞬の輝きというインパクトがあります。
ブーケにしてプレゼントしたくなる気持ちもわかるなぁ。
この記事では、紫陽花の切り花を贈るとき、花束をいただいた時についてご案内します。
◆紫陽花の切り花を長持ちさせる方法◆
・切り花の見分け方
・水揚げの仕方
・長持ちのさせかた
・切り花を最後まで味わい尽くす方法
切り花の基本は他の花にも共通します。
花束をいただいた時はこの基本を思い出してくださいね。
切り花の選び方
部位 | ポイント |
ガク | 一番の注目ポイント。 しおれておらず、ハリがある。 瑞々しい緑色。 |
葉 | 艶とハリがある。 上向き。 毛が立っている。 (花より葉からしおれてくる。) |
茎 | キズがないもの。 (あると微生物が繁殖しやすい) |
花 | 瑞々しく変色が始まっていないか |
つぼみ | 色づいているもの |
ちょっとひとこと!
紫陽花はガクが白~段々に色づいてくるのが一般的です。
切り花では青~赤への変化が見られることもあります。
百合は固くてもつぼみがあれば咲くことが多いです。
クレマチス、リンドウはかなり色づいていないと花開きません。
つぼみの状態を意識して選びましょう。
水揚げの方法
1.水揚げ
必要のない下の葉を取っておきます。
水につかる部分は取っておきましょう。
(いたむ元。)
2.水切り
溜めた水の中で花ばさみを使い、斜めに茎を切ります。
水を吸い上げるとお花も瑞々しくなります。
3.深水
水切りだけで元気がないときに行います。
茎の根元を5㎝出して新聞紙にくるんでつけておきます。
1時間もするとイキイキよみがえります。
紫陽花などの茎が太いお花は、深水までするのがベター。
余談ですが、この世で一番生命力の強いのが植物なんだとか。
新緑の頃なんて、日に日に成長しているのがわかりやすいですよね。
背丈もグングン伸びて。
動物や人間に比べると、確かに植物の成長度合いはピカイチです。
植物の近くにいると、その生命エネルギーのお裾分けをいただいている気がします。
切り花を飾る場所
- 直射日光が当たらない明るい日陰。
- 風通しが良く涼しいところ。
- エアコンの風が直接花に当たらない所。
玄関・テーブルは定番ですね。
洗面所・お手洗いにあるのも心が和みます。
切り花のお手入れ方法
- 水は毎日替える。
- 茎を洗う。
- 茎を毎日1~2㎝で水切り(切り戻し)
- 花器を洗う。
ポイント:微生物を繁殖させないこと!
改めて書いてみても、ひとつひとつは難しいことでもないですよね。
毎日丁寧に行える人が、いわゆる「緑の手」を持つ人なんだと思います。
本来は地面で咲いていたものを人間の都合で切り取った美。
その命を最大限に輝かせるのが、華道家やフラワーアレンジメント作家さんなのですね。