蒲公英(タンポポ)と西洋タンポポ、タンポポモドキの違いと見分け方

似ている花の見分け方

春の公園のタンポポに喜んでいたら、夏になってもまだ元気に咲いています。
よくよく見ると、昔からあるタンポポと雰囲気がチョット違うなあと気づきました。

夏に元気に咲いているお花は、西洋タンポポ(セイヨウタンポポ)でした!

そういえば、外来種に押されて在来種が少なくなってきている草花がある、という話を思い出しました。

この記事では、在来種タンポポと外来種セイヨウタンポポの違いと見分け方、
タンポポによく似たタンポポモドキの花について、ご紹介していきますね。

タンポポと西洋タンポポの違いと見分け方

  • 西洋タンポポの特徴
  • 在来種のタンポポの特徴
  • タンポポモドキの草花とは
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よく見かけるタンポポは西洋タンポポだった!

普段、私たちが都会で見かけるのタンポポのほとんどは、西洋タンポポです。
西洋タンポポは、明治時代にサラダ用や飼料として輸入されて野生化したもの。

英名はダンディライオン.
松任谷由美さんの歌のタイトルにも使われていますので、親しみがありますよね。
西洋タンポポの葉がギザギザなところから、ライオンの歯を連想したのが由来だそうです。

ダンディライオンは西洋ではハーブの1種。
ヨーロッパにおけるタンポポは、花を愛でるよりも葉っぱを食べる野菜だったのです。

★ セイヨウタンポポ
科名/
属名
キク科/タンポポ属
原産ヨーロッパ
学名Taraxacum(タラクサカム)
英名dandelion(ダンディライオン)
開花3~9月
生育地道端・草地・公園
特徴花の外側が反り返る
花色黄色
花言葉「神託」「真実の愛」「別離」

セイヨウタンポポは、花の外側が反り返って咲いているのが特徴

受粉しなくても種子を作れるので2~3週間で発芽します。
そのため開花期間が春先~初秋までと長いのです。

帰化植物の西洋タンポポは交配を繰り返して、生き延びていきました。
西洋タンポポの仲間のアカミタンポポは綿毛の下のタネが赤みを帯びているところから
名前が付きました。

アカミタンポポも花びら外側が反り返って咲いています。

タンポポの綿毛を吹き飛ばし、恋占いをしていたことからの花言葉です。




日本の蒲公英(タンポポ)の名前の由来と別名


日本に自生しているタンポポの開花は春。

タンポポの名前の由来は、空洞になっている茎の両端を裂くと鼓に似ているから。
鼓を打つ「タン・ポン・ポン」という音から、というのが通説です。
別名は鼓草

タンポポを蒲公英(ほこうえい)と書くのは漢語から来ています。
蒲公英は漢方の元になる薬草だったのです。
(西洋でもタンポポはハーブですね。)

日本のタンポポは、花びらが上向きに咲くことで見分けることができます。

黄色のイメージが強いタンポポですが、日本のタンポポにはもありますよ。

★ 蒲公英(タンポポ)
科名/
属名
キク科 / タンポポ属
原産中央アジア
学名Taraxacum (タラクサカム)
別名鼓草(つづみぐさ)
開花3~5月
生育地道端・草地・公園
花色黄色・白
特徴花は上向きに咲く

在来種のタンポポの仲間は十数種あると言われています。

<日本のタンポポの色々>

カントウタンポポ(関東~中部)
農村で見られるが数が減っている。

カンサイタンポポ(長野県~沖縄)
直径2~3センチほどの小さめの花。

シロバナタンポポ(関東~九州)
白い花のタンポポ。
セイヨウタンポポと同様に受粉しなくても種を作れる。

在来種のタンポポは西洋タンポポと混じり合って交雑種が増えました。
現在は見た所も、あまり差異がなくなっているんですね。
交雑種を完璧に見分けるのは植物学者に任せましょう。




日本タンポポト西洋タンポポ、強いのはどっち?

都会の道端でよく見かける西洋タンポポ。
都会まで進出してきたのでしょうか?

一見、西洋タンポポの方が分布図が広く、勢力が強そうに見えますよね。

実は、西洋タンポポは四季のある日本の環境には弱いのです。

意外でしょう?

日本タンポポは春にお花を咲かせて綿毛を飛ばします。
暑い夏は葉っぱも枯れて根だけお休み中。
元々自生していただけあって、日本の四季にピッタリな1年の過ごし方なんです。

西洋タンポポは1年中葉っぱがあるので、暑い夏場は他の植物に負けてしまうんですね。
そこでライバルの少ない都会に生息するようになったのが真相です。

西洋タンポポの分布が広がっているということは、日本に自然豊かな場所が減っているから、とも言えるかもしれません。

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