彼岸花にそっくりな花|赤やピンクの花の名前と見分け方

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ネリネ 似ている花の見分け方

お盆を過ぎた頃から、彼岸花(ヒガンバナ)が田んぼのあぜ道などで咲き始めます。
昔の日本ではよく見られた光景ですね。

この彼岸花(ヒガンバナ)にそっくりな洋風の花を発見したのです。

いかにも彼岸花が咲きそうな場所
川の土手でした。

茎だけがスッキリ伸びて咲いているのも、彼岸花(ヒガンバナ)にソックリ!

でも、色が彼岸花(ヒガンバナ)の特徴的なではなかったんです。

彼岸花(ヒガンバナ)自体を、他の花と見間違えることはないと思います。

このピンクのお花、彼岸花にソックリさんは何でしょう?

夏水仙 彼岸花

彼岸花に似たピンクの花の正体は夏水仙(ナツズイセン)だとわかりました!

そしてもうひとつ。

赤い彼岸花(ヒガンバナ)のソックリさんも発見しました。
彼岸花(ヒガンバナ)に似た赤い花はネリネ(ダイヤモンドリリー)と言います。

スミレちゃん
スミレちゃん

単体で見たらネリネの方が
もっと迷うかも。

この記事では、彼岸花(ヒガンバナ)に似た花、夏水仙(ナツズイセン)とネリネ(ダイヤモンドリリー)の特徴と見分け方を、お花初心者さんにもわかりやすくご紹介していきますね。

彼岸花(ヒガンバナ)に似た花の見分け方

  • 彼岸花(万曼珠沙華):お彼岸の頃に咲く
  • 夏水仙(ナツズイセン):ピンクのみ
  • ネリネ(ダイヤモンドリリー):晩秋に咲く
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彼岸花(ヒガンバナ)には別名がいっぱい

最初に彼岸花から確認していきましょう。

彼岸花(ヒガンバナ)はその名の通り、9月中旬のお彼岸頃が一番の見頃です。
赤い花が印象的ですが白や黄色やオレンジも。

学名は大きなくくりでいうとリコリス
細かく分類するとLycoris radiataとなります。

彼岸花(ヒガンバナ)の名前の方が通りがいいですよね。

★ 彼岸花 9/13,20,23 誕生花
科名/属名 ヒガンバナ科/ヒバンバナ属
ヒガンバナ
原産 日本 中国
学名 Lycoris radiata
英名 Red spider lily
別名 曼珠沙華
花言葉 「情熱」「再会」
開花時期 8~10月(最盛期はお彼岸頃)
花色 赤・白・ピンク・オレンジ・黄色
特徴 ・多年草
・開花時に葉がない

残念ながら昔から日本では、彼岸花(ヒガンバナ)のイメージはあまりよくありません。

お墓の近くに植えられていたり、を持っていることもあり、
お家に持って帰ってはいけない花とされていました。

こどもの頃に、触っちゃいけないと言われたことはありませんか?
(触った位なら大丈夫ですがよく手を洗うことが肝要。)

怖い別名もいっぱいあるのですが・・・。

スミレちゃん
スミレちゃん

それは彼岸花(ヒガンバナ)に可哀そう。

ここでは一番有名かつ、仏教用語から来た曼珠沙華(まんじゅしゃげ)のみ取り上げます。

曼珠沙華とはサンスクリット語の「マンジュシャカ」から来ています。
意味は「天界の花」

怖くありませんよね。

彼岸花(ヒガンバナ)は曼珠沙華「天界の花」なのですから。

彼岸花の怖くない別名の由来や花言葉については、こちらで詳しく解説しています。

彼岸花(ヒガンバナ)の謎|怖くない別名の由来と前向きな色別花言葉
彼岸花の別名「曼殊沙華」を筆頭に、彼岸花の明るい別名をご紹介します。別名の由来となった六兵衛狐の伝説や色別の花言葉なども。彼岸花には怖い花言葉はありません。

彼岸花にそっくりなピンクの花|夏水仙(ナツズイセン)

私が彼岸花に似ているピンクのお花、と思ったのは夏水仙(ナツズイセン)でした。

夏水仙(ナツズイセン)の開花時期は真夏

お盆過ぎに、彼岸花が咲いていそうな川の土手で発見したのです。

スミレちゃん
スミレちゃん

早めの彼岸花(ヒガンバナ)かな?と。

夏水仙(ナツズイセン)は、彼岸花(ヒガンバナ)と同じく、ヒガンバナ科 / ヒガンバナ属です。

★ 夏水仙(ナツズイセン) 8/22誕生花
科名/属名 ヒガンバナ科 / ヒメヒガンバナ属

夏水仙

原産 南アフリカ
学名 Lycoris squamigera
英名 Resurrection lily
別名 リコリス・ ハダカユリ・マジックリリー
花言葉 「思いやり」
開花時期 8月
花色 ピンク
特徴 ・多年草

夏水仙(ナツズイセン)は、ピンク色と花の形がユリにも似ていていますね。

ピンクの彼岸花(ヒガンバナ)なのかどうか迷いました
かなり近い種なのです。

別名のマジックリリーは、彼岸花(ヒガンバナ)と同じく、花が咲く時に葉っぱがないことから来ています。

田んぼのあぜ道などで、前触れもなく花が咲いて驚かされるからです。

夏水仙(ナツズイセン) 彼岸花
夏水仙 ヒガンバナ
真夏の花 お彼岸付近が最盛期
いきなり茎が伸びてお花が咲く
ユリのようにラッパ状に咲く
花色ピンクのみ
いきなり茎が伸びてお花が咲く
赤が印象的だが花色は豊富
白・黄色・ピンク・オレンジ

彼岸花にそっくりな赤い花|ネリネ(ダイヤモンドリリー)

単体で見たらこちらの方が、彼岸花と迷いやすいかもしれません。

ネリネ(ダイヤモンドリリー)をご紹介します。

ネリネ

スミレちゃん
スミレちゃん

彼岸花に形がそっくり!?

モモ先輩
モモ先輩

ピンクは見分けやすいけど
赤いのは本当に彼岸花にそっくりよ。

★  ネリネ(ダイヤモンドリリー) 10/8誕生花
科名/属名 ヒガンバナ科 / ヒメヒガンバナ属
ネリネ
原産 南アフリカ
学名 Nerine
英名 diamond lily
別名 姫彼岸花(ヒメヒガンバナ)
花言葉 「箱入り娘」「また会う日を楽しみに」
開花時期 10~12月
花色 赤・白・ピンク・オレンジ など
特徴 ・多年草
・光沢のある花びら

ネリネ(ダイヤモンドリリー)は、別名姫彼岸花(ヒメヒガンバナ)と言われるぐらい、
彼岸花によく似ています。

ネリネの名前はギリシャ神話の海の妖精ネレイスに由来します。

花言葉「箱入り娘」「また会う日を楽しみに」
海底の宮殿に住むネレイスから付けられました。

英名のダイヤモンドリリーは、カールした光沢のある花びらから名付けらています。

モモ先輩
モモ先輩

茎がスッキリ伸びて立って咲いている
彼岸花(ヒガンバナ)を思い出して。

スミレちゃん
スミレちゃん

彼岸花(ヒガンバナ)の特徴は
お花が咲いている時に葉っぱがないこと。

ネリネ(ダイヤモンドリリー)はお花と葉っぱを同時に見ることができます。

彼岸花(ヒガンバナ)とネリネ(ダイヤモンドリリー)のわかりやすい違いでした。

ネリネ(ダイヤモンドリリー) 彼岸花
ヒガンバナ
10~12月 8~10月
葉の後にお花が咲く いきなり茎が伸びてお花が咲く
モモ先輩
モモ先輩

ネリネは晩秋~初冬に咲くわ。
秋後半に咲いていたらネリネね。

彼岸花(ヒガンバナ)に似ているネリネ(ダイヤモンドリリー)は、あまり人気がない園芸種だったのです。

開花期間の長さもあって、ネリネ(ダイヤモンドリリー)は近年ようやく人気が出てきました。

ネリネ(ダイヤモンドリリー)人気に乗って、彼岸花(ヒガンバナ)も怖いイメージを払拭してほしいと願っています。

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