勿忘草(ワスレナグサ)に似た小さな青い花|胡瓜草(キュウリグサ)の力強い花言葉

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キュウリグサ似ている花の見分け方

4月の通勤路で勿忘草(ワスレナグサ)に似た、小さな青い草花を見つけました。

形は勿忘草(ワスレナグサ)そのものですがあまりにも小さくて?

春の野草の青い「星の瞳」(オオイヌノフグリ)よりももっと小さいんです。

これは勿忘草(ワスレナグサ)ではない野草だと見当をつけました。

スミレちゃん
スミレちゃん

「星の瞳」よりもっと小さいお花なの。

モモ先輩
モモ先輩

よく気づいたわね。
本当に小さなお花だから。

この記事では、勿忘草(ワスレナグサ)と勿忘草(ワスレナグサ)にそっくりな草花、胡瓜草(キュウリグサ)との違いについて、お花初心者さんにもわかりやすくご紹介します。

勿忘草(ワスレナグサ)と胡瓜草(キュウリグサ)の名前の由来と見分け方

  • 名前の由来
    勿忘草:名前の由来は悲恋伝説から”勿忘草”(忘るること勿れ)
    胡瓜草:葉っぱをもむとキュウリの香り
  • 見分け方
    勿忘草:花も大きく草丈も高い・花色もたくさん
    胡瓜草:数ミリの花・花色は青のみ
  • 花言葉
    勿忘草:「真実の愛」「私を忘れないで」
    胡瓜草:「真実の愛」「小さくても夢は大きい」
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胡瓜草(キュウリグサ)|名前の由来は胡瓜の香り


撮影者:スミレ
ムラサキ科/キュウリグサ属

キュウリグサ

水色お花の中心に黄色。
勿忘草(ワスレナグサ)とそっくりですね。

モモ先輩
モモ先輩

園芸種の勿忘草(ワスレナグサ)の原種にも見えますが、

同じムラサキ科で属が違います。

勿忘草(ワスレナグサ)と胡瓜草(キュウリグサ)との大きな違いはサイズ感。

胡瓜草(キュウリグサ)の花の大きさはわずか数ミリ
お花全体が勿忘草(ワスレナグサ)の花びら1枚ほどの大きさです。

勿忘草(ワスレナグサ)のミニチュア版ぐらいによく似ているのに
あまりに小さすぎて迷うことはありません。

キュウリグサ
撮影者:スミレ
お庭で自生していたキュウリグサを植木鉢にお迎え

胡瓜草(キュウリグサ)の開花時期は4~5月頃です。

ロゼッタ状(放射線状)に咲くのが胡瓜草(キュウリグサ)。
成長するにつれて茎は伸びていきます。

胡瓜草(キュウリグサ)の名前の由来は、葉っぱをもむとキュウリの匂いがするから。

胡瓜草(キュウリグサ)は空き地や通勤路などに生えている草花です。

誕生花にも選ばれていないような小さな野草なのです。

スミレちゃん
スミレちゃん

本当にキュウリの匂いがしたわ。
触って確かめてみてね。

モモ先輩
モモ先輩

「小さくても夢は大きい」
という花言葉があるよ。

<ちょっと耳より情報>

胡瓜草(キュウリグサ)の若葉は生薬です。
若い葉や茎は食べても大丈夫な野草になりますね。

スミレちゃん
スミレちゃん

可愛いお花に引き寄せられて
食べられる草花がまた見つかりました。

生薬名はフチサイ(附地菜)です。
利尿作用があります。

キュウリグサ
撮影者:スミレ

*参考サイト

 東邦大学薬学部付属薬用植物園

勿忘草(ワスレナグサ)|青の印象が強いが他の花色も


撮影者:スミレ
ムラサキ科/ワスレナグサ属

ワスレナグサ

小さなお花の勿忘草(ワスレナグサ)です。
胡瓜草(キュウリグサ)に比べると、青い花びらに黄色の花芯の形がよりわかりやすいですね。

また、勿忘草(ワスレナグサ)は胡瓜草(キュウリグサ)よりも草丈が高いです。
20~50センチほどまで伸びます。

ロゼッタ状で草丈10~30センチの胡瓜草(キュウリグサ)よりスッキリとした印象ですね。


撮影者:スミレ
勿忘草(ワスレナグサ)

勿忘草(ワスレナグサ)の開花は4~7月
ヨーロッパ~西アジア原産の園芸種です。

勿忘草(ワスレナグサ)は葉っぱが柔らかな毛でおおわれています。
学名はギリシャ語でハツカネズミの意味があるのですよ。

日本の野山で野生化したものも見られますね。

モモ先輩
モモ先輩

胡瓜草(キュウリグサ)より長く咲きます。
湿地が得意な草花です。

スミレちゃん
スミレちゃん

最初は名前と青色に惹かれました。

勿忘草(ワスレナグサ)は青の印象が強いですよね。

こどもの頃の憧れの花です。
初めて見た時は感激しました。

意外に思われるかもしれません。
勿忘草(ワスレナグサ)には他にピンクもあるんです。

胡瓜草(キュウリグサ)の方はワスレナグサのイメージそのまま。
淡い青色(水色)のみです。
(蕾段階ではピンクっぽいです)

勿忘草(ワスレナグサ)|名前の由来は悲恋の物語から

ワスレナグサの名前の由来はドイツの伝説からきています。

”勿忘草”(忘るること勿れ)

有名なお話ですけれど簡単にご紹介しておきますね。

◆ワスレナグサの花言葉の伝説◆

ドイツのドナウ川のほとりで咲いていた青い小さなお花。
騎士のルドルフと乙女ベルタがこの花を見つけます。
ルドルフはこの花を摘もうとして川に落ち、流されてしまいました。
花をベルタに投げて「私を忘れないで」と叫んで・・・。

ベルタはこの花を生涯髪に飾って、ルドルフをしのんだと言われています。

ドイツ名”Vergissmeinnicht” 英名”Forget-me-not”

日本では漢文調に”勿忘草”(忘るること勿れ)と訳したのがワスレナグサの名前の由来です。

勿忘草(ワスレナグサ)の花言葉は他にもありますが、各国共通なものが「私を忘れないで」なのです。

悲恋伝説の象徴のような花言葉だからでしょうか。

「鏡花水月★花つむぎ」管理人は、この伝説には勿忘草(ワスレナグサ)文字がピッタリと感じているのです。

モモ先輩
モモ先輩

その他に「忘れな草」という表記もOK。

この記事では、この可憐な青い草花のことを勿忘草(ワスレナグサ)と統一させていただいています。

勿忘草(ワスレナグサ)と胡瓜草(キュウリグサ)の名前の由来と見分け方のまとめ

見た目は勿忘草(ワスレナグサ)のミニチュア版のような胡瓜草(キュウリグサ)です。

勿忘草(ワスレナグサ)の悲恋伝説に引っ張られたのか、花言葉まで似ていますね。

「真実の愛」
は勿忘草(ワスレナグサ)と同じ。
その他に「愛しい人へ」というのもあります。

胡瓜草(キュウリグサ)らしい花言葉「小さくても夢は大きい」です。

誕生花にもなっていない野草花の逞しさを感じてくださいね。

★ ワスレナグサと胡瓜草(キュウリグサ)の簡単な見分け方
花名
胡瓜草
(誕生花なし)
ワスレナグサ
(4月5日誕生花)
科名/属名ムラサキ科/キュウリグサ属ムラサキ科/ワスレナグサ属
原産日本ヨーロッパ・西アジア原産
学名Trigonotis peduncularisMyosotis
英名Forget-me-not
別名タビラコ
花言葉「小さくても夢は大きい」
「愛しい人へ」
「真実の愛」
「私を忘れないで」
「真実の愛」
開花時期4~5月4~7月
花色青色で中央が黄色青・白・ピンク・紫
特徴・花の大きさ数ミリ
・草丈10~30センチ
・ロゼッタ状に咲く
生薬フチサイ(附地菜)
・花の大きさ約1センチ
・草丈20~50センチ

この記事では、勿忘草(ワスレナグサ)と胡瓜草(キュウリグサ)の名前の由来と花言葉、
あわせて簡単な見分け方についてご紹介しました。

他にも、春の小さな草花で名前が知りたいお花や、違いを見分けたいお花がありますよね。

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