花束を贈られるのが嫌い、という方には会ったことがありません。
いただいた瞬間の華やぎやときめき。
いつまでも心に残りますよね。
でもその後、困ったことはありませんか?
- ラッピングは外した方がお花にはラクなんだろうか?
- 花束にしているゴムは崩してしまって大丈夫?
- 少しでも長持ちさせるのに何かできることは?
- ブーケとアレンジメントでお手入れ方法に違いはある?
心配ですよね。
花束・ブーケの形のまま、花瓶に生けてもいいものなのか?
取り扱い方によって
ずいぶん花の命が変わってしまいそうで。
ちなみにブーケとは花束は同義語です。
日本ではラウンド型の花束を特にブーケと表現する場合があります。
ここでは花束に統一して進めますね。
この記事では、花束やアレンジメントをいただいた時に、
どうしたらいいのかをお話ししていきます。
◆花束・アレンジメントをいただいた後にすること◆
- すぐにするお手入れ
- 似合う花瓶の選び方
- 長持ちさせるための日常のお手入れ
花束をいただいたら最初にすること
撮影者:スミレ
ラッピングを外したところ
お家に帰ってきたらラッピングは外しましょう。
花束を束ねている紐などはそのままで大丈夫です。
ここですることは3つだけ。
- 茎の先全てを1㎝程度切り、長さを揃える。
- 茎のぬめりは流水で洗っておく。
- 束ねている紐の位置ぐらまで水を入れる。
もともと、花束はそのまま花瓶に飾って、綺麗に見える様に作られています。
基本的に花束を束ねてある部分を外す必要はありません。
紐はそのままでいいんですね!
ほっとしました。
水に浸かる部分の葉っぱは取りましょう。
長持ちの秘訣です。
切り花の基本のお手入れはこちらの記事も参考にしてくださいね。
>関連記事 紫陽花の切り花を長持ちさせる方法(保存版)
花瓶の大きさと素材選び
最初の処理が終わったら花瓶の選択です。
どんな花瓶が花の美しさをより輝かせるでしょうか?
花束のお花部分と花瓶の高さが1.5:1位が、花束を華やかに引き立たせます。
また、お花は自然界の生きもの。
花瓶の素材は、無機質なものよりナチュラル系の素材と相性がいいです。
ガラス製や陶器製などがおすすめですよ。
花束を長持ちさせる日常のお手入れ法
撮影者:スミレ
花束の最後は一輪挿し(リンドウ)に。
花束はいただいた瞬間が絶頂期。
夏場は3日、冬は1週間を目安に、束をばらして傷んでいる部分を取ります。
後は、普通の切り花のお手入れと同じになります。
茎部分は毎日流水で洗った後、水切り・水揚げ。
花器も細菌が繁殖しないように洗剤で洗うのがベター。
洗剤を使うのは意外でした。
高くて深い花器から小さくて浅い花器へ。
ご自身のセンスでバランス良く生け直していきます。
ココが難しいんですよね~。
何事も練習、練習。
<水の入れ替えのポイント>
水替えの度に活力剤を入れる。
(漂白剤・10円玉・炭などでも代用可能。)
注:水切りとは茎を水の中で切ること。
その後水につけたままで水揚げします。
>関連記事 紫陽花の切り花を長持ちさせる方法(保存版)
お花のアレンジメントのお手入れ方法
撮影者:スミレ
いただきもののお花のアレンジメント
給水フォーム(緑のスポンジ)の水が半分ぐらいになったら、水分補給の目安です。
給水フォームは「オアシス」とも言うわね。
- 水に活力剤を混ぜて補給する
- 器の70%位まで水を入れる
- 傷んだ茎は取り除く
- 元気なお花もいったん取り出す
- 茎先から2~3㎝上を斜めに切る
水揚げ(切り戻し)をします。 - 給水フォームに新しく穴を開ける
茎をさし直す
茎から傷んできますので、花だけならまだまだいけることも多いもの。
最後は花首だけを、浅い容器の水に浮かべましょう。
花束をプレゼントされた時にすることまとめ
撮影者:スミレ
この記事は、花束のサプライズプレゼントで、嬉しいけれど取り扱いに困ってしまった方のために、お花のお手入れ方法を書きました。
◆花束プレゼント後のお手入れ方法◆
- すぐにすること:水切り・水揚げ
- 花瓶の選び方:花と花瓶の高さが1.5:1 ナチュラル系素材
- 毎日すること:水替え・水切り・花器洗い・傷んだ所を除去
- アレンジメントの場合:活力剤を加えて水分補給。さし直し
- 最後まで楽しむ:花瓶を替える 花だけを浮かべる
水切り・水替え・花器洗いなどの基本は、こちらの記事も参考にしてくださいね。
<あわせて読みたい♪>
紫陽花の名前の由来と別名|ギフトに最適な花色と花言葉を徹底解説
「鏡花水月★花つむぎ」では、身近なお花の見分け方・初心者向きガーデニング・花さんぽの穴場スポットなどをご紹介しています。
またお立ち寄りくださると嬉しいです。