日々草(ニチニチソウ)はガーデニング初心者さんにピッタリのお花です。
ガーデニング2年生に進もうと思えたのは、元気に育った日々草のおかげでした。
「鏡花水月★花つむぎ」の管理人スミレです。
ガーデニングのベテラン先輩に教わりながら、4月~10月の約半年間。
日々草(ニチニチソウ)のお花を病気にすることなく、無事に育てることができました。
それは多分に運が良かったんです。
● 後で知った〇〇しておけば良かったこと
● 開花期間中に感じた不安
● 間違ではなくてもより元気育てるコツ
もし、初めから知っていたら・・・
この記事では、日々草(ニチニチソウ)のお花を初心者でも上手に育てるコツを3つお話していきますね。
日々草のお手入れ|植え替え直後のお休み期間
撮影者:スミレ
植木鉢からはみでる日々草
お花屋さんで買ってきた、黒のビニール育苗ポット。
そこから一回り大きい植木鉢に植え替えたまでは良かったんです。
次々に花が咲いていきました。
でも・・・日々草って本当に成長が早いんですね。
すぐに植木鉢いっぱいに育ってしまって、苦しそうな状態に。
植木鉢からはみ出んばかりの勢いです。
これ以上は大きくなるスペースがありません。
お花が咲ききった後、プランターに植え替え決行。
後でガーデニングの先輩に会った時に訊いてみました。
これはあまり適切ではない処置だったようです。
日々草のお花の特徴に直根(ちょっこん)という性質あります。
根が下へ下へと伸びていく習性だそうで。
日々草は、場所を移動するのにとても弱い植物なのだとか。
場所変更は1回だけよ!
植え替えたお花、葉っぱだけは元気だったので、諦めつつ放置していました。
数か月後ひとつの蕾が!
それからは徐々に盛り返し、最後には日々草の完全復活となるのでした。
日々草の生命力に助けられたようなものです。
喜んでガーデニングの先輩に報告しにいきました。
しばらくお休みしてからまた咲き出すことがあるよ
◆教訓!◆
- 日々草は最初から成長を考える。
大きめの植木鉢やコンテナに植える。 - お花が全部終わった様に見えても諦めない。
開花期間の10月までの間は復活の可能性。
日々草の育て方|剪定で形よく花つきよく
撮影者:スミレ
緑の葉が目立つ日々草
初めての日々草の育成。
ふたつめの失敗談は、ひとつめのお話にも関係することです。
すくすく育つ緑の葉っぱ。
嬉しいことは確かです。
しかし、濃い緑の葉っぱばかりが目立っている・・・。
養分がお花まで回っていないのです。
今度はプランターいっぱい、はみ出る位に育ってしまいました。
どうしたら良かったのでしょう?
咲き終わった花がらを取り除くのも、初めは抵抗があったくらい。
剪定作業なんてお花のプロの言葉だと思っていました。
形よく、花の付きをよくするための必須事項。
大きくなる前にする必要があったんですね。
剪定のコツは意外とカンタンでした。
茎のところを良く見て、蕾になりそうなところ(花芽)を残します。
矢印の様に蕾の上を摘みます。
バランス良く摘めば形の良い日々草の1株になっていきます。
◆教訓!◆
- まだ背丈の小さいうちに剪定を行う
(養分を花に活かすため) - 花芽を残してその上で摘み、バランス良く仕上げる
- 同時に、次のお花のために毎日花がらの除去で養分を回す
わたしの場合、小さい苗のうちに剪定することを知らずに、作業が遅れました。
プランターからあふれそうになってようやく気づきました。
剪定直後はちょっと寂しい感じでした。
2~3日もすると盛り返したかの様にお花が咲き始めました。
結果的に、遅くなっても剪定して良かったと思います。
剪定作業は花芽さえ気を付ければ、ガーデニング初心者でも難しくありません。
日々草|病気を防ぐ季節にあったお世話
撮影者:スミレ 剪定が遅れたため花も苦しそう
日々草は真夏の暑さや乾燥にも強いお花です。
幸いわたしの日々草は病気にもならず育ちました。
けれども気をつけた方が良かったなと思うことはあります。
撮影者:スミレ 水分不足で丸まった葉っぱ
◆毎日のお世話で注意すること◆
- 梅雨時は地面から乾くまで水やりは我慢。
(根腐れを防ぐ) - 葉っぱの泥はねから細菌感染も。
(時々は葉っぱにお水=葉水) - 濡れた花がら、古い花がらから細菌感染も。
(花には水やり厳禁。
薄い花びらはすぐ傷んでしまいます。) - 真夏は梅雨時の感覚ではなく朝夕水やり
(葉っぱが丸まってきたら立ち枯れ病の恐れも。
水分をたっぷり入れて様子を見てね。)
初心者によくある失敗は、過保護に水やり、肥料をあげすぎることです。
日々草を信頼し毎日観察する。
ある程度放置する勇気を持って、おおらかに日々草を育てて行きましょう!