菜の花を見に行った時にスズラン(鈴蘭)に似ているお花を見つけました。
スズラン(鈴蘭)にそっくり。
でも、花の先に緑色の斑点が見えるんです。
スズランは真っ白なイメージだけど?
一緒に行ったお花マニアのモモ先輩が教えてくれました。
スノーフレーク
またの名を鈴蘭水仙ね
さすが先輩、その場ですぐ解決!
撮影者:スミレ
ヒガンバナ科/スノーフレーク属
スノーフレーク
帰ってから花図鑑で復習です。
もうひとつ、スズラン(鈴蘭)に似ている花を見つけました。
「スノードロップ」
こちらは春を告げる花として親しまれています。
「スノードロップ」「スノーフレーク(鈴蘭水仙)」そして「スズラン(鈴蘭)」。
名前も似ていてこんがらがりそう
スノードロップは形が少し違うよ
一度覚えたら迷いません
この際、鈴蘭と間違えやすい3つのお花の違いと特徴を、一緒に覚えてしまいましょう。
この記事では、スズラン(鈴蘭)とスノーフレーク(鈴蘭水仙)、そしてスノードロップとの見分け方を、
お花初心者さんにもわかりやすくお伝えいたします。
◆スズランとスノーフレーク・スノードロップの違い◆
- 花びらの形・斑点の有無・斑点の場所で見分ける
- 花色での見分け方
- 開花時期での見分け方
スズランスイセン(鈴蘭水仙)|本名は「スノーフレーク」
ヒガンバナ科/スノーフレーク属
スノーフレーク
別名:鈴蘭水仙(スズランスイセン)
スノーフレークを見つけたのは早春の植物園です。
アンズ(杏)の花が咲いた樹木の下にひっそり咲いていたのです。
「もうスズラン(鈴蘭)が咲いているよ~!」
喜んで近寄ったものの、スズラン(鈴蘭)とは素人目にも何かが違う・・・。
それがスノーフレーク(鈴蘭水仙)との最初の出逢いでした。
スズラン(鈴蘭)とスノーフレーク(鈴蘭水仙)との相違点です。
1.お花の先の斑点を見る
確かスズランの花の先は真っ白だったはず
ご名答!
まれにピンクのスズランもあるけどね
どちらにしてもスズランに斑点はないよ
2.スノーフレークの特徴は名前にあり
スノーフレークの和名は「鈴蘭水仙」と言います。
スノーフレークの葉っぱを見ると水仙の様に細長い葉をしていました。
スズラン(鈴蘭)の様な清楚で可愛い花、水仙の様な細長い葉を持つ、鈴蘭水仙です。
水仙の様な細長い葉にご注目!
鈴蘭水仙(スノーフレーク) | 鈴蘭(スズラン) |
スズランとスノーフレークを間違える人は多いから
がっかりしないでね
スノーフレークを直訳すると「ひとひらの雪」とでもなるのでしょうか。
詩的な名前が素敵ですね。
- 花:スズランは純白・スノーフレークは花びら先端に緑の斑点
- 葉:スズランはなだらかなカーブ・スノーフレークは細い葉
後日、迷っている友人に鈴蘭水仙を教えてあげることができました。
ちょっと嬉しかったです。
復習したことがお役に立てて良かった♪
<ちょっと耳より情報>
撮影者:スミレ
スノーフレーク(鈴蘭水仙)の花が開いたところ
スノーフレーク(鈴蘭水仙)の花の一般的な印象です。
- 形は小さな釣鐘型
- 花色は白で先に緑の斑点
鈴蘭水仙のお花の中を覗いたことはありますか?
意外に見たことないのでは?
鈴蘭水仙のだんだん花が開いてきて花終わりとなります。
花の中からは黄色の雄しべが見えてきます。
6枚の花弁と6本の雄しべを持っているのがわかります。
釣鐘型から星形のイメージに変わりますよ。
花終わりまで観察すると
また世界が広がります♪
スズラン(鈴蘭)|小さな鈴と大きな葉が特徴
キジカクシ科/スズラン属
スズラン
別名:君影草(キミカゲソウ)
スズラン(鈴蘭)の葉は、鈴蘭水仙(スノーフレーク)の様に細くはありません。
花の形はスズラン(鈴蘭)の方がスノーフレークよりも丸みを帯びていますね。
まさに鈴のようです。
花のつき方はひとつの茎にいっぱい、鈴なりに咲きます。
ヨーロッパでスズラン(鈴蘭)は聖母マリアの花とされてきました。
撮影者:スミレ
上から見ても可愛い鈴蘭
スズラン(鈴蘭)の香りはとっても爽やか。
香水からボディケア用品まで、スズラン(鈴蘭)の香りは人気が高いです。
花言葉が「幸福」なのは有名ですよね。
幸福を呼ぶ香り、みんな大好きスズランですね
ピンクのスズラン(鈴蘭)もあるって知ってた?
スズラン(鈴蘭)と言えば幸福の象徴、白!
もし、スズラン(鈴蘭)に似た花でピンクの花を見かけたら?
スズラン(鈴蘭)の花や葉っぱの特徴は全部持っているんだけど・・・。
ピンクスズラン
実はスズラン(鈴蘭)はピンクの品種もあるんです!
ピンクスズラン(鈴蘭)の園芸種も売られていますよ。
気になる方は一度お花屋さんをのぞいてみてね。
スノーフレークとスノードロップのお花は白のみ。
ピンクや薄紫だったらスズラン(鈴蘭)で間違いなしです。
スズラン(鈴蘭)はもともと自生していたもの。
基本的には育てやすい植物ですね。
全草毒ありなので注意してね
スノードロップ|鈴蘭よりスノーフレークに間違いやすい
ヒガンバナ科/マツユキソウ属
スノードロップ
別名:待雪草(マツユキソウ)
釣り鐘型の白い花という共通点があるスノードロップ。
スノードロップは、スズラン(鈴蘭)よりもスノーフレーク(鈴蘭水仙)にさらに似ています。
それもそのはず、同じヒガンバナ科なんですね。
(スズランはキジカクシ科)
スノーフレークのように緑の斑点がついていますが場所が違います。
先端ではなくて花の中央にあるのがポイント。
花びらは鈴蘭やスノーフレークよりもスッキリと細めです。
ひとつの茎にひとつのお花というところは同じです。
スノードロップ | 鈴蘭水仙(スノーフレーク) |
見分け方のひとつは開花時期
スノードロップは早春の2~3月
その後にスノーフレークが咲き始めるよ
もうひとつの見分け方は葉に注目です。
スノードロップは、スノーフレーク(鈴蘭水仙)ほど葉っぱが長くないんですね。
スズランの花に似て、水仙の葉っぱのようなスノーフレーク
スノードロップは葉っぱも短く小ぶり、と覚えててね!
名は体を表すのですね。
- 花びらの斑点:中央に緑の斑点のスノードロップ・花びらの先に小さな斑点のスノーフレーク
- 開花時期:スノードロップ(2~3月)⇒スノーフレーク(3~4月)
- 葉の形:水仙の葉に似たスノーフレーク・小ぶりで短い葉のスノードロップ