朝、窓の外のベランダを見た時の安らぎ。
たとえ小さなベランダでも、そこはあなただけのオリジナルガーデンです。
「鏡花水月★花つむぎ」がおすすめするベランダガーデンは、手間をかけずに放置が基本。
初心者でもできるベランダガーデニングをスタートしましょう!
この記事では、ガーデニングデザイナーさん直伝、初心者さんがベランダガーデンを始めるのに必要なことについて、お話ししていきます。
◆ベランダガーデンの設計図◆
・ベランダガーデンイメージは目的別
・床・壁・植木鉢の素材を決める
・初心者にぴったりな植物は?
・ベランダチェック5項目
・ベランダガーデニングとマナーチェック5項目
ベランダガーデンデザインは目的で考える!
私がベランダガーデンデザイナーさんに相談に行った時、
一番最初のアドバイスが想像を超えていたので、よく覚えています。
「ベランダガーデンにはこんな植物が適していますよ。
こんなものを使うとお洒落に見えますよ。」
とか、教えてくださると思っていたんです。
実際にはこうでした。
「どんなイメージのベランダにしたいですか?
大きく分けて2つの方向性があります。
見るベランダガーデンと過ごすベランダガーデンです!
先にそれを決めましょう!」
目的によって作り方が変わってくるんです。
ちょっとしたカルチャーショックでした。
あなたが目指しているのはどちら?
- 窓を額縁に見立てて、お家の中から花を眺めるベランダーガーデン
- ベランダにテーブルといすを置いて、緑の中でくつろぐベランダガーデン
出来上がりイメージによって必要なものが変わります。
例えばベランダに椅子。
座ってくつろぐのなら居心地重視。
お洒落な雰囲気作りで置くもあり!
さぁ、どちらを選ぶか決まりましたか?
共通して考えるべき点は、ベランダ全体の中でスペースを区切っておくこと。
- ベランダガーデニング部
- 洗濯物干し場
- ゴミ置き場
- 資材置き場
それぞれが独立して越境しないこと。
これが満足感のあるベランダガーデン設計に必要なことなのです!
ベランダイメージを床素材で表現する
ベランダ床はお掃除のしやすさもポイント
ベランダイメージは大きな面積を使う床がポイント。
<床材の素材選び>
- タイル
- ウッド調
- 人工芝
パネルの30センチ角を使うと、必要なところだけ敷くことができるのがメリットです。
避難ばしごの場所だけ避けることもでききます。
おしゃれなイメージと避難経路が共存!
種類が豊富なのでお好みイメージが見つかるでしょう。
そして・・・。
「鏡花水月★花つむぎ」流の放置ガーデニング。
初心者が始めるのにお薦めのベランダガーデンの床面素材は・・・?
「防腐塗装したすのこ」です!
10年は持ちます。
すのこの上は、掃除機もかけられるのがオススメポイント。
そして、すのこの下は年に2回ほど掃除するだけでOK!
すのこは動かしやすいので、比較的床掃除がしやすいのも大きなメリットなのです。
避難通路の目隠しはどうする?
リビングから見える壁面はベランダイメージに大きく影響します。
- ウッド調(ナチュラルテイスト)
- 竹垣(和のテイスト)
- ペイントもの(ポップな感じ)
など、選ぶもので印象が変わります。
たいていの集合住宅の場合、ベランダ側面は隣家への避難通路です。
壁にかかれた文字が気になるかもしれません。
ベランダガーデンデザイナーさんご自身の、壁面工夫を訊いてみました。
- 壁面の真ん前は避けて、ちょっと手前側に背の高い植物を置く。
- 高くて細めの木製パーテーションを、目隠しに立てかける。
避難経路に直結する壁面を完全に隠すことはできませんが、視線を遮る工夫はできますよね。
どんな植木鉢を選ぶ?
<植木鉢の素材の選択>
-
- テラコッタ
- 磁器製
- 木製
- 樹脂製
- コンクリート製
テラコッタ(素焼き)とは、よく見るレンガ色の植木鉢です。
テラコッタの利点は植物が呼吸できること。
樹脂製の利点は軽くて動かせること。
ナチュラル系のベランダガーデンに木製の植木鉢は必要だし・・・。
迷ったら定番のテラコッタ(素焼き)を選びましょう。
<植木鉢と鉢カバー>
- 形を揃える。(円形は動かしやすい。長方形は一気に運べる。)
- 色を揃える。(ベースカラーとポイントカラーを決める。)
植木鉢には底に穴が開いていて、余分な水はそこから出ていきます。
対して鉢カバーは、植木鉢をすっぽり包むお洒落なカバー。
穴が開いていないので根腐れには要注意です。
鉢カバーを水色やグレイでまとめると、簡単に北欧風ベランダを演出できます。
ほったらかしベランダガーデンに無理は禁物。
テラコッタで形を揃えてまとめるだけで統一感が出てきます。