桔梗は日本女性に人気のある花だそうです。
桔梗の花は華やかに存在を主張するというよりも、
- すっきりとした立ち姿
- 5枚の可憐な花びら
- 涼しげな紫色が代表格
でちょっと古風な印象があります。
お寺の片隅でひそやかに咲いているのを見かけますね。
私も桔梗は大好きな花のひとつですが、
お花見スポットが少ないのが寂しいかぎりなんです。
この記事では、関西でどこに行けばたくさんの桔梗に会えるのか、
ご案内しますね。
ヒントは桔梗の家紋にゆかりの戦国武将です。
誰か思い浮かびますか?
谷性寺(こくしょうじ)は通称光秀寺
たくさんの桔梗が咲いている様を見たいと願うなら、
京都府亀岡市にある谷性寺(こくしょうじ)と「ききょうの里」はいかがでしょうか。
桔梗の家紋の戦国大名と言えば明智光秀。
谷性寺(こくしょうじ)は、明智光秀の首塚をまつるお寺なのです。
ご本尊は明智光秀が尊信していた不動明王です。
命日にあたる6月14日前後の日に法要がいとなまれています。
谷性寺(こくしょうじ)は通称、光秀寺とも桔梗寺とも呼ばれています。
境内には、光秀をしのび家紋の桔梗が植えられています。
谷性寺(こくしょうじ)は、田園風景の中の細道を歩いて行くと山門が見える、
のどかな地元のお寺といった風情のお寺です。
たくさんの桔梗を見る目的なら、関西では京都府亀岡市にある、
谷性寺(こくしょうじ)の「ききょうの里」が一番の規模ではないでしょうか。
境内にある桔梗だけでなく、その外、
門前や周辺畑にも桔梗が一面に咲いているのです。
谷性寺(こくしょうじ)の「ききょうの里」見頃は初夏
光秀寺の門前の「ききょうの里」は約7000㎡の花畑です。
平成15年から、光秀のゆかりにより、
近くの田畑で約1万5千本の桔梗が植えられ、年々増えていきました。
今では初夏になると、約5万本の見事な桔梗が咲き乱れています。
紫・白・ピンクの桔梗に加え、珍しい八重の桔梗も見られますので、
桔梗を堪能できるのは間違いないですよ。
また、桔梗だけではなく季節のお花も植えられています。
桔梗と一緒に見られるのは、ユリやハンゲショウなど。
村おこしの一環としても頑張っていらっしゃるようです。
年々、お花の種類も数も増えていっています。
他の季節ですと、藤・紫陽花・向日葵などが見られるかも。
谷性寺(こくしょうじ)境内の桔梗の見頃は初夏。
「ききょうの里」は期間限定です。
例年は6月中旬~7月中旬まで開催されています。
「ききょうの里」開催期間中には、
谷性寺(こくしょうじ)にて光秀公尊像の一般公開があります。
桔梗を訪ねるなら、この期間中がおすすめですね。
<開催期間中のその他イベント>
- 朝採り野菜の販売
- 桔梗の鉢植えの販売
- 亀岡市物産品の販売
- 亀岡市観光写真コンテスト
谷性寺(こくしょうじ)詳細データ
★谷性寺(こくしょうじ) 通称光秀寺・桔梗寺 | |
アクセス | 住所:亀岡市宮前町猪倉土山39 電話:0771-26-2054 最寄り駅:JR嵯峨野線 亀岡駅からバスで約30分 京阪京都交通バス 猪倉バス亭 北へ徒歩5分 車:京都縦貫自動車道 亀岡IC~約15分 駐車場あり |
営業時間 | 9:00~17:00 |
入園料 | 大人600円 小学生以下無料 |
イベント | 2019年度「ききょうの里」は6月22日(土)~7月21日(日)開催 |
公式サイト | ぶらり亀岡 http://www.kameoka.info/seeing/kokushouji.php |
地図 |
谷性寺(こくしょうじ)とききょうの里まとめ
今回は関西でたくさんの桔梗を見るなら、という観点でご案内致しました。
京都府亀岡市にある谷性寺(こくしょうじ)の境内の桔梗と、
その門前にある花畑、期間限定「ききょうの里」の5万本の桔梗が見応えがあります。
村おこしも兼ねた取り組みで、桔梗だけではなく季節の花もたくさん見られる場所に、
年々発展してきています。
京都府亀岡市の「ききょうの里」は関西有数の規模だと思います。
桔梗の花は絶滅危惧種。
残念ながら、桔梗のお花見スポットは全国的にも少ないですよね。
(桔梗好きな皆様、ココもいいよと言う場所がありましたら、
ぜひコメントで教えてくださいね。)
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