山茶花(さざんか)と椿(ツバキ)|香りの違いと簡単な見分け方

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似ている花の見分け方

椿(ツバキ)と山茶花(サザンカ)はよく間違えられますよね。

育ちやすい地域の特色があるんですよ。

「雨の陰」という言葉を聞いたことはありますか?

雨雲が丘や山に囲まれて雨が降らない地域のことです。

湿った気候に適しているのはツバキ、アジサイ、モクレン、シャクナゲ

逆に雨の陰では育ちにくいのがサザンカです。
サザンカは湿潤な地域によく見られます。

モモ先輩
モモ先輩

地域特性でサザンカとツバキを見分けるのは至難の業。

スミレちゃん
スミレちゃん

もう少しわかりやすい見分け方はありませんか?

この記事では、山茶花(サザンカ)と椿(ツバキ)の特徴を見分け方を、お花初心者さんにもわかりやすくご紹介していきますね。

山茶花(サザンカ)と椿(ツバキ)の簡単な見分け方

  • 山茶花は晩秋の花だけではなくなった!
  • 椿(ツバキ)の香りを聴こう!
  • 山茶花(サザンカ)と椿(ツバキ)の見分け方まとめ
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山茶花(サザンカ)は晩秋・冬・春の花へ変化中!

サザンカ
学名:Camellia sasanqua(カメリア サザンカ)
ツバキ科/ツバキ属

晩秋から冬にかけての垣根を彩る山茶花(サザンカ)。
こどもの頃、楽しく歌っていましたよ。

”さざんか、さざんか、咲いた道~♪” (童謡「たきび」より)

昔から生垣によく植栽されている低木ですね。

花の形も椿(ツバキ)によく似ているんですよ。

スミレちゃん
スミレちゃん

近寄ってどっちかな~と確かめています。

野生の山茶花(サザンカ)は10~12月の晩秋の花。

ということで椿(ツバキ)と見分けが付きます。

モモ先輩
モモ先輩

昔は咲いている季節で
はっきりサザンカとわかったのよ。

椿(ツバキ)と同様に山茶花(サザンカ)の種からも油が採れます。

モモ先輩
モモ先輩

サザンカの油は「かたし油」

食用や髪油に使われています。

山茶花(サザンカ)の原種は

江戸初期からたくさんの園芸品種が作られるようになりました。

  • 11~3月(カンツバキ系)
  • 12~4月(ハルサザンカ系)

咲いている時期で、山茶花(サザンカ)と椿(ツバキ)を区別するのは難しくなっています。

<ちょっと耳より情報>


撮影者:スミレ

山茶花(サザンカ)の中国名は「茶梅」
椿(ツバキ)の中国名は「山茶」

中国からツバキの中国名「山茶」が伝わった時、既に日本では「椿」を使っていました。

そこで「山茶」を、同じツバキ科ツバキ属の「山茶花(サザンカ)」に
スライドさせたのが真相の様です。

モモ先輩
モモ先輩

ツバキに「椿」の漢字は
日本で作られた国字です。

椿(ツバキ)の香りを聴いてみる

ヤブツバキ
学名:Camellia japonica(カメリア ジャポニカ)
ツバキ科/ツバキ属

椿(ツバキ)の見頃は「寒椿」と呼ばれる冬~初春です。

濃い緑色の厚い葉っぱに艶やかな椿(ツバキ)の花は、冬景色に映えますよね。
お庭の木としても人気のお花です。

椿(ツバキ)も山茶花(サザンカ)と同じく日本原産のお花です。

野生の椿(ツバキ)は赤紫色をしています。
おしべが繋がっていて筒状の白色が特徴です。

果実は直径2センチほどで熟すと割れます。

 

スミレちゃん
スミレちゃん

椿油のもとですね。

椿の品種は細かいものを含めると6000種以上あるとか。

トータルで11~4月頃まで咲いているんですよ。

モモ先輩
モモ先輩

ツバキは冬のお花とは言い難くなりました。

椿(ツバキ)|わかりやすい特徴

1.花の中央を見る


撮影者:スミレ
花芯に注目!

椿(ツバキ)のお花の特徴は花芯がまとまっているところです。

これが一番大きな椿(ツバキ)の特徴です。


山茶花(サザンカ)

対して、山茶花(サザンカ)の花芯はまとまっていないこともあり、
椿(ツバキ)より立体的ではありません。

モモ先輩
モモ先輩

横広がりに薄くみえるかな。

2.花の散った地面を見る

スミレちゃん
スミレちゃん

お花を見ても迷ったら?

咲いているお花よりわかりやすい場所は?

木の下を見ること!
落ちている花の形を観察するのです。

椿(ツバキ)はお花が丸ごと落ちています

花びらを散らさずに花の形のままで。

ツバキ
撮影者:スミレ
椿(ツバキ)の花が落ちた様子

昔の武士が椿(ツバキ)を気にしたという話は有名ですよね。
これは明治以降後から作られた話だそうですよ。

<ちょっと耳より情報>

椿(ツバキ)の花粉は、虫ではなく鳥が運びます。
鳥につつかれても大丈夫なように、
椿(ツバキ)の根本はしっかりとしたガクでおおわれているのです。

モモ先輩
モモ先輩

ガクの重みで全体がまとまって落ちるの。

対して、山茶花(サザンカ)は花びらを散らすように落ちています。

一般的に山茶花(サザンカ)は椿(ツバキ)より寒さに弱く、強い風などですぐ花びらが散るのですね。


撮影者:スミレ
山茶花(サザンカ)の花びらが散った様子

2.葉っぱを見る

スミレちゃん
スミレちゃん

お花を見てもまだ迷っていたら?

椿(ツバキ)の葉っぱの特徴は深い緑で肉厚なこと。
これもわかりやすい特徴です。

ヤブツバキ

ツバキの名前の由来は「光沢木(ツヤキ」「艶葉木(ツヤキ)」説があるのも頷けます。
綺麗で艶やかですよね。

対して山茶花(サザンカ)の葉っぱの特徴です。
椿(ツバキ)より小さめで縁のギザギザがはっきりしています。
見分ける小さなポイントですね。

サザンカ
撮影者:スミレ

モモ先輩
モモ先輩

葉っぱのギザギザのことを鋸歯(きょし)と言うよ。

椿(ツバキ)と山茶花(サザンカ)の目には見えない見分け方

ここでちょっと面白い、ふたつの花の見分け方をご紹介しましょう。

椿(ツバキ)と山茶花(サザンカ)の見分け方。

香りを聴く”ことでもわかるのです。

スミレちゃん
スミレちゃん

目には見えない見分け方ですね!


左ツバキ 右サザンカ
(花芯にも注目)

椿(ツバキ)の花の香りは、山茶花(サザンカ)よりも微かな香りです。

ツツジのようなもの、ジンチョウゲのような香りがする種類があります。

モモ先輩
モモ先輩

甘くさわやかなリナロールの成分です。

それに対し、山茶花(サザンカ)の香りは新鮮なグリーンノートの香り。

モモ先輩
モモ先輩

サザンカ特有のアセトフェノンが主成分です。

ちなみに、この”香りを聴く”という言葉は調香師さんに教えてもらった言葉です。
詩的な言葉ですよね。

山茶花(サザンカ)と椿(ツバキ)を、香りで聴き分けたらあなたもお花マニア!

見えない部分の違いも楽しんでくださいね。

山茶花(サザンカ)と椿(ツバキ)の見分け方まとめ

★ 山茶花(サザンカ)と椿(ツバキ)の簡単な見分け方
花名
山茶花(サザンカ)
(誕生花:11/27,12/4,12/10)
サザンカ
椿(ツバキ)
(誕生花:12/27,1/2,2/4)
ヤブツバキ
科名/属名 ツバキ科 / ツバキ属
原産 日本
学名 Camellia sasanqua Camellia japonica
別名 梅茶 山茶 ヤブツババキ、ヤマツバキ
花言葉 困難に打ち勝つ ひたむきさ 控えめな優しさ 誇り
開花時期 10~12月(晩秋の花)
園芸種は10~4月
11~4月(冬の花)
園芸種は11~4月
花色 野生は白
ピンク・赤
野生は赤紫
赤・白・ピンク
特徴 秋~開花する
華やかな香り
花びらが散る
甘く爽やかなグリーンノート系香り
葉っぱの色が濃い
大きく肉厚な葉っぱ
花芯がまとまっている
幹が白くて滑らか
花ごと落ちる
微香(リナロール成分)

山茶花(サザンカ)と椿(ツバキ)、園芸種の開花時期はほとんど同じになります。

スミレちゃん
スミレちゃん

一番わかりやすい違いは花の落ち方です。

  • 山茶花(サザンカ)は花びらがハラハラと落ちる
  • 椿(ツバキ)は花全体がポトリと落ちる

花がまだ落ちていなかったら、幹と葉っぱの色の違いで見分けましょう。

この記事では、山茶花(サザンカ)と椿(ツバキ)の簡単な見分け方について、お花初心者さんにもわかりやすくお伝え致しました。

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