野菜と果物の違いを3通りにスッキリ区別

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植物トリビア

ベランダガーデニングの王道の植物と言えば何でしょう?
過酷な場所にも強いハーブ類です。
お料理に活用する一石二鳥をねらえます。

そしてハーブときたら・・・?
野菜や果物も育てられないかなと夢がふくらみますね。

果物と野菜、どっちが育てやすいのかな~。
いや、そもそも野菜と果物の違いって何?

この記事では、野菜と果物の分類について素朴な疑問を解明していきます。

今日のテーマ◆ 野菜と果物との違いとは?

  • 植物学上の分類
  • 食材としての分類
  • 農林水産省の見解
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野菜と果物を植物学上で分類する

最初にお答えしてしまいますね。

 野菜と果物の区別は時と場合によります! 

 

つまり、この問題で混乱する原因は、植物学上の分類と食材としての区別が違うからなんです。

植物豆知識的に分類しますね。

  • 果物:実の中に種がある。子房が実ったもの。
  • 野菜:実の中に種がない。それ以外の部位

品種改良された種なしぶどうは例外です。

おぉ、なるほど。
スッキリ分類できますね。

 

植物学上、雌花の根元(子房)がふくらんだものが果肉状のものを果物と呼びます。

例えば、アボガド・トマトは果物です。

 

イチゴはわたしたちが実と思っているものは花托です。

花托の表面に小さなブツブツの種があります。これが果実なんですね。

 

ラズベリーは子房が集まってひと塊になったものです。

ひとつひとつが独立した果実で集合果(しゅうごうか)と言います。

ラズベリーの果実の中にひとつずつ種があるんですね。

だから、ラズベリーは食物繊維が豊富なのです。




野菜と果物を食材上と食べ方で分類する


野菜と果物を食材の観点から分類してみましょう。

 

日常生活では食べ方の違いで野菜と果物を区別しています。

ナス・豆類・ズッキーニ・エンドウマメ・ピーマン・カボチャ・トマト食用果実

 

食材としての区別も文化により違うのです。

世界で統一された、野菜と果物の分類はありません。

たとえば、メロンはヨーロッパで果実ですが、アジアでは野菜のところもあります。

 

食材の延長として、食べ方による分類もできるかもしれませんね。

  • 野菜:おかずとして食べるもの
  • 果物:デザートとして食べるもの

芸能人が「マヨネーズをつけて食べるのが野菜」という独自の分け方で共感を呼びました。
これを一般化した分類にすると

  • 野菜:何かを付けて食べるもの
  • 果物:そのまま食べるもの

と言えるかもしれません。

 

栄養士さんのお話によると、果物を取らなくても栄養素的には野菜で充分カバーできるそうです。

逆に、果物の食べ過ぎが中性脂肪を増やすと言われていますよね。

スイーツのなかったその昔、果物は大切なデザートでした。

現代でも果物は嗜好品として摂取するのが良さそうです。




農林水産省の見解

さて、農林水産省でもは野菜と果物を果樹として取り扱っています。

  • 2年以上栽培する草本植物及び木本植物で果実を食用とするものを果樹
  • 一般的にはくだものとは呼ばれていない栗や梅なども果樹
  • くだものと呼ばれるメロン、イチゴ、スイカ(1年草本植物)などは野菜。

関連 農林水産省HP




野菜と果物の区別まとめ

この記事では、野菜と果物の分類について、いくつかある方法をお伝えしました。

<今日のまとめ> 野菜と果物との違いとは?

  • 植物学上の分類:実の中に種があるものは果物
  • 食材としての分類:おかずとして食べるものは野菜
  • 農林水産省の果樹の分類:1年草は野菜・2年以上は果樹

野菜と果物の線引き。

トマトがフルーツだと聞かされた時からずーっと迷ってきました。

現実には色々な分類方法があり、時と場合によることがわかりますね。

農林水産省の分類が1年草と多年草によるのは、生産者サイドの視点ですね。
ガーデニング1年生には新鮮な視点をいただきました。

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