梅雨時の6月の花と言えば、真っ先に名前が挙がるのが紫陽花。
そのぐらい、紫陽花は昔から日本人には馴染みのある花です。
桜ほどではないとしても、紫陽花の人気も根強いものがあります。
名所・人気スポットは混雑しがちなのが悩みどころですよね。
この記事では、関西の紫陽花名所の中で、京阪神から日帰りで行ける穴場をご紹介致します。
● 都会から遠くないのに別天地
● 学びながらお花を愛でることができる
● シニアや家族連れも無理なく楽しめる
紫陽花めぐりは、体力ある人健脚な人だけのものではありません。
ふたり静かにお話しできる、紫陽花デートコースとしてもいい場所なんですよ。
ブログ管理人のスミレです。
ランチや休憩のためのカフェ情報
も併せてご紹介しますね♪
今回は京都編:京都府立植物園です。
● 京都府立植物園のパスポート有効期間の延長。
(令和2年4月3日~5月17日を含むパスポートが2か月延長)
● 入園時に体温確認あり。
● 園内でマスク等の着用のお願いあり。
京都府立植物園|日本最古の公立植物園は生きた植物の博物館
京都府立植物園とはどんな特徴の植物園でしょうか?
なんと、2024年に開園100周年を迎える日本最古の公立植物園なんですよ。
京都府立植物園は、特に桜と薔薇で有名な植物園です。
温室の広さは日本有数の4,694㎡。
温室を含めた広さは約24万㎡で、なんと東京ドームの約5個分!
すごい広さを誇る植物園であることがわかりますね。
京都府立植物園は、ばら園の人気に隠れていますがあじさい園もイイ!
6月初めに日本原産の紫陽花が咲き始めます。
6月下旬頃になると、西洋アジサイも華やかに彩りを増していきます。
京都植物園の紫陽花の見頃は6月上旬~7月中旬の約1カ月半。
紫陽花を愛でる醍醐味に
色の移り変わりの妙がありますよね。
京都植物園の紫陽花は種類が豊富。
開花時期も長いので何度行っても楽しめます。
また、桜・薔薇・紫陽花で知られているのは前述した通りですが、
紫陽花の季節だからといって紫陽花だけではありません。
植物園ならではの見頃の花もいっぱいあります。
後ほど併せてご紹介しますね。
京都府立植物園|紫陽花の見どころ
撮影者:スミレ
京都府立植物園の紫陽花は、なんといっても品種が多いのが特徴です。
なんと180種、約2500株の紫陽花を観ることができます。
京都府立植物園の紫陽花の品種や株の多さに対し、
園内はゆったり散策できます。
この充実ぶりに対して
意外に穴場だと思うの。
京都府立植物園|地元産の紫陽花もある豊富なラインナップ
撮影者:スミレ
- ガクアジサイ(日本原産・青)
- 八重ガクアジサイ
- ヤマアジサイ(山沿いに咲く。園芸種も多い)
- ヒメアジサイ(日本の自然交雑種)
- アナベル(西洋アジサイ)
- 墨田の花火(西洋アジサイ)
- スマイルピンク(西洋アジサイ)
- ザ・クリスマス(西洋アジサイ)
- ベニテマリ(西洋アジサイ)
- 桂夢衣《カムイ》(西洋アジサイ) 等々
現在紫陽花の品種は約2000種類と言われています。
京都府立植物園でも次々に新しい品種が植えられています。
この時期だけにしか観ることができない紫陽花。
京都府立植物園一ヶ所で、
たくさんの紫陽花の咲き誇る姿を多品種同時に観ることができるんです。
京都植物園の紫陽花鑑賞に出かけてみる価値があります。
特に皆様に見ていただきたい品種。
それは京都桂高校で作られた品種・桂夢衣《カムイ》。
地元の高校生達の力で誕生した紫陽花なんですよ。
京都府立植物園らしい
品種ですよね!
京都府立植物園は、紫陽花と格別に楽しい時間を過ごせるデートスポットなのです。
京都府立植物園の紫陽花めぐり|おすすめ理由
撮影者:スミレ
「鏡花水月★花つむぎ」管理人スミレが
紫陽花で京都府立植物園をおすすめしたい理由です。
- 京都の街中とは思えないほど広くて静か。
- 手入れの行き届いた園内と自然の森が同居。
- 所要時間は季節の花を中心に1周2時間。
撮影者:スミレ
植物園の概念を覆すような森林。
1日中居ても飽きない位、風景が豊かなこともポイントに挙げたいですね。
紫陽花と同時期に見頃の植物
撮影者:スミレ
(紫陽花は開花時期が長いので時期により若干変わります。)
- 薔薇(終わりかけ)
- 菖蒲(見頃が同時期)
- 百日草(期間中)
- 青もみじ(見頃が同時期)
- ひまわり(早め)
青、紫、ピンク・・・微妙な色合いの紫陽花の美しさに見惚れ、
菖蒲の花や青もみじなども一緒に堪能できるんです。
お花好きなら、うっとりと幸せな時間をすごせること間違いなし!と思います。
京都府立植物園は、お花に目覚めた初心者さん~マニアまで満足させてくれる場所です。
京都府立植物園|紫陽花めぐりおすすめルート
京都府立植物園の紫陽花はどんなルートで見るのがベストでしょうか。
「鏡花水月★花つむぎ」管理人スミレのおすすめルートをご紹介します。
正門からばら園へ
京都府立植物園は一般的にばら園の印象が強いと思います。
北大路駅3番出口から、鴨川の横の道を東方向へ徒歩10分で京都府立植物園正門へ。
正面入り口を入ってすぐ右がばら園です。
ばら園は、左右対称の幾何学模様で明るい洋風庭園です。
奥にある沈丁花壇の噴水。
ココでパチリ!
植物園訪問の記念写真を撮るには絶好の場所です。
あじさい園へ
撮影者:スミレ
ばら園を抜けてすぐがあじさい園です。
入ってすぐの紫陽花は日本の紫陽花たち。
青いガクアジサイ・ヤマアジサイ。
小さくて可愛いヒメアジサイも見えます。
撮影者:スミレ
これは咲き始めのヤマアジサイ
池の周りは華やかな西洋紫陽花に彩られています。
1周散策してみましょうか。
紫・ピンク・赤・白が多い場所は、
土壌が中性~弱アルカリ性なのでしょうね。
日本人にとって紫陽花は昔なじみのお花。
紫陽花の咲く道を歩くのはどこかのんびりできますね。
多少の雨も苦になりません。
雨に濡れた姿が美しいんです。
紫陽花は梅雨の花の女王様なんです。
はなしょうぶ園も忘れずに
撮影者:スミレ
ハナショウブ
紫陽花と同時期に見頃を迎えるのが花しょうぶです。
ちょっとわかりにくい場所なので、注意深く探してくださいね。
あじさい園のすぐそばの林の中にあります。
規模は小さくても、約150品種・1万株が植えられています。
品種毎にきちんと区分けされているので見やすいです。
紫陽花を見に来て
花しょうぶを忘れるなんてもったいない。
京都府立植物園の紫陽花に会った後は
はなしょうぶ園も忘れずに訪ねて行きましょう。
ランチ&カフェタイム
撮影者:スミレ
梅雨時期のランチタイムは室内が安心です。
しょうぶ園を抜けてテクテク北山門を目指しましょう。
(出る時にスタンプを押してもらうのを忘れずに。)
北山門のすぐお隣に、その名も“イン ザ グリーン”という
オシャレなガーデンダイニングがあるんです。
こちらはピッツァを中心としたイタリアン。
平日でも賑わっています。
植物園の緑を眺めながら
ランチができるのって最高!
ちょっと歩き疲れた足を休めて。
ランチでリラックスできたら
スタンプを見せて再入園しましょう。
店舗情報 | IN THE GREEN(インザグリーン) |
アクセス | 住所:京都市左京区下鴨半木町 府立植物園北山門横 電話:075-706-8740 最寄り駅:地下鉄烏丸線北山駅3番出口すぐ 車:名神高速京都南ICから北山方面へ約45分 駐車場なし 近隣コインパーキングを利用 |
営業時間 | カフェ&バー:11:00~22:30 ランチ:11:00~15:00 ディナー:17:00~22:00 |
内容 | ピッツェリア・トラットリア・カフェ |
公式サイト | https://www.inthegreen.jp/ |
地図 | |
備考 | 全136席 テラスあり(58席) |
なからぎの森・青もみじの下のお散歩
撮影者:スミレ
京都府立植物園の中にある、北山門を再入園して右手。
4つの池に囲まれた半木《なからぎ》の森があります。
植物園の中に神社の鳥居があるのが不思議な気もしますが、
上賀茂神社の末社になるそうです。
ココは貴重な自然林のエリアになっています。
植物園というよりも森林公園の雰囲気がありますね。
池の周りの青もみじの下を歩くと空気が美味しい!
おおいにリフレッシュすることができます。
自然の中の小さな私という気分になるの。
半木《なからぎ》の森の中で時間調整してくださいね。
このまま正門へとゆっくり歩いて行けば
紫陽花のお花見をメインにゆったり1周コースになります。
広い温室で昼夜逆転体験も
撮影者:スミレ
正門へと道なりに歩いていけば温室です。
もし、ここまで来たんだから温室観覧もしたい!
ということであれば+200円で入ることができます。
池のそばにある温室は金閣寺をイメージし、
形は京都の北山連峰をかたどっているのですって。
おシャレですね!
約4,694㎡の広さの温室は8つの部屋で構成されています。
サバンナ室やジャングル室など。
熱帯雨林の世界を回ることができます。
2020年6月、昼夜逆転室も再開されました。
お天気が今ひとつの時は
温室をじっくりまわるのも得策。
京都植物園は日本最古の植物園というだけではなく、
「日本一おもしろい、心やすらぐ植物園」というコンセプトで、進化し続ける植物園です。
今回は紫陽花をお目当てに、薔薇・花菖蒲・青もみじを楽しむ(オプションで温室も♪)
欲張りコースをご紹介致しました。
京都府立植物園は電車でのアクセスが便利。
紫陽花のお花見だけではなく、季節を変えてリピートがおすすめの場所です。
京都府立植物園の紫陽花デート|まとめ
撮影者:スミレ
この記事では、京都府立植物園の紫陽花ウォッチのおすすめルート、
休憩タイムのおすすめカフェなども併せてご紹介致しました。
京都の紫陽花散策のご参考にしてくださると嬉しいです。
<あわせて読みたい♪>
京都府立植物園|詳細データ
★ 京都府立植物園ってこんな所♪ | |
アクセス | 住所:京都市左京区下鴨半木町 電話:075-701-0141 最寄り駅:京都市営地下鉄「北山駅」下車3番スグ 京都市営地下鉄「北大路駅」下車3番徒歩10分 最寄りバス亭:市バス1系統か京都バス静原・市原行 植物園前下車徒歩5分 車:名神高速道路京都南ICから約45分 駐車場あり |
営業時間 | 9時~18時30分(入園は18時まで) 観覧温室開室時間:10時~16時 (入室は15時半まで) |
入園料 | 大人200円 高校生150円 中学生以下無料 温室観覧:大人200円 高校生150円 70歳以上・障碍者:証明提示で無料 |
公式サイト | http://www.pref.kyoto.jp/plant/ 週間見頃情報 http://www.pref.kyoto.jp/plant/migoro/top.html |
地図 | |
2020年 備考 |
名誉園長さんときまぐれ散歩 見頃の植物・隠れた名所を紹介する人気植物ガイド 日時:6月16日(日)14時~14時45分 |
これからも、「鏡花水月★花つむぎ」では、植物の豆知識から、花言葉、
初心者でもできる鉢植えの育て方、花さんぽのスポットまでご紹介していきます。
また、お立ち寄りくださると嬉しいです。